子どもの真横から、
の答えの出し方を
自力で、できるはずの部分は、
自力でさせるような実況中継型リードで、
実際に教えます。
教える目的、
つまり、目指すゴールは、
子どもが、自力で答えを出せることです。
「自力で答えを出す」ことだけに絞り、
リアルタイムで子どもの反応を評価して、
子どもに、
「自力で答えを出す」疑似体験をさせながら、
実況中継型リードを最適化して、教えます。
こちらの視線を、
問題 に固定して、
0.38 の一部分の 0. と、
0.54 の一部分の 0. を、
ペン先で隠します。
自力で、できるはずの部分 を、
自力で計算するように誘うリードです。
子どもの反応が、
問題 を見ないで、
こちらを見ていても、
子どもと視線を合わせたりしないで、
問題だけを見続けます。
こうすることで、
子どもが、自力で、視線を、
問題 に移したら、
問題の一部分 の計算に、
進みます。
こちらが、
問題 だけを見続けていても、
子どもは、こちらを見たまま、
「分からない」や、
「教えて・・・」と甘えることもあります。
このようなとき、
子どもに教える目的である
「自力で答えを出す」を心に置いて、
「どうしたの、できるでしょう?」と言わないで、
ストレートに「自力で答えを出す」リードをします。
の 4 と 8 を示して、
「しはさんじゅうに(4×8=32)」と言って、
4 の真下を示して、
「に(2)」、
「指、さん(3)」と言って、
と書かせてしまいます。
続きは省略しますが、
子どもが、自力で計算し始めたら、
こちらのリードをやめます。
と、
このように、
リアルタイムで子どもの反応を評価して、
実況中継型リードを最適化して、
ストレートに「自力で答えを出す」リードをします。
お気付きでしょうが、
このような実況中継型リードの最適化自体、
教える体験から得られる体験知です。
この種の体験知を積み重ねることで、
教える体験をした方独特の
指導スキル群になります。
(基本 -1503)、(分数 -593)
関連:2023年12月08日の私のブログ記事
「小数の筆算のかけ算の答えの出し方を、
実況中継型リードで教えると、
子どもがどのように反応するのかを知ったら、
その知識は、学習知です。実際に、
初めて計算する子に試すことで、
教えた体験をします。
この体験で得られるさまざまな知識は、
体験知です」。