こちらが、子どもに、「ここ、どうやったの?」と言って、どのような計算をしているのかを、聞いています。答えられない子に、「5÷5=?」と言うことで、聞いている計算を教えます。

 {\Large\frac{3}{5}} {\Large\frac{2}{5}} {\Large\frac{5}{5}}=1  と計算する子は、

この前に、

約分を習い、

約分の前に、

わり算と分数の関係を習っています。

 

約分を思い出して、

利用すれば、

5 で約分して、

 {\Large\frac{5}{5}} {\Large\frac{1}{1}}  とできます。

 

でも、

約分では、

 {\Large\frac{5}{5}}=1  とできません。

 

 

約分よりも前に習った

わり算と分数の関係を使います。

 

例えば、

 {\Large\frac{12}{3}}=4  のような関係です。

 

分数  {\Large\frac{12}{3}} は、

わり算  12÷3=4  です。

 

あるいは、

 {\Large\frac{8}{3}}=2 {\Large\frac{2}{3}}  のような関係です。

 

分数  {\Large\frac{8}{3}} は、

わり算  8÷3=2・・・2  です。

 

わり算の「あまり」 2 を、

分子にして、

分母 3 の分数  {\Large\frac{2}{3}} と書きます。

 

このような「わり算と分数の関係」を

約分よりも前に習っています。

 

 

 {\Large\frac{3}{5}} {\Large\frac{2}{5}} {\Large\frac{5}{5}}=1  と計算した子に、

 {\Large\frac{5}{5}} を示して、「ここから」、

1 を示して、「ここ、どうやったの?」と聞いたとき、

「約分」ではなくて、

「わり算と分数の関係」を思い出せれば、

「5÷5=1」と、答えることができます。

 

「ここから」、

「ここ、どうやったの?」と聞かれて、

答えられない子に、

「5÷5=?」と

使う計算をズバリ言ってしまうことが、

「わり算と分数の関係」を

「あっ、そうだった」と思い出させる

とても面白い教え方です。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1526)、(分数  {\normalsize {α}} -604)