子どもの真後ろに立ち、
ペンを持った右手を突き出して、
8+5= の 8 を示して、
早口で、
「はち」と言って、
5 を示して、
早口で、
「く、じゅう、じゅういち、じゅうに、じゅうさん」と言って、
= の右を示して、
「ここ、じゅうさん(13)」と、
早口で、
言うだけの実況中継型リードを見せて、
さまざまな状況の子どもを指導します。
例えば、
① 初めての 5 を足すたし算のとき。
② 自力で答えを出すスピードが遅いとき。
③ 自力で答えを出せるのに
ボ~ッとしている。
8+5= の = の右を示して、
「ここ、じゅうさん(13)」と、
早口で、
言った後、
子どもが、ポカンとしていて、
こちらが出した答え 13 を書こうとしないで、
何もしなければ、
指導の失敗です。
指導の失敗の原因を、
こちら自身に探すようにすれば、
子どもとの人間関係を
WinWinに保つことができます。
原因を子どもに探し始めると、
子どもの何らかの悪さを探しますから、
子どもとの人間関係が、
WinWinではなくて、
こちらの観察を押しつけてしまう
WinLoseになってしまいます。
例えば、
「見ていたのだろうか?」、
「聴いていたのだろうか?」、
「言われないとしない甘えなのだろうか?」、
「主体性の率先力がないのだろうか?」、
「答えの出し方をつかもうとしている?」、
・・・・・・。
こうではなくて、
指導の失敗の原因を、
こちら自身に求めれば、
子どものことを
100%除外するのですから、
とてもシンプルになって、
こちらが見せた実況中継型リードが、
子どもをワクワクさせるものでなかった・・・と、
シンプルに、こうなります。
こうするから、
では、
どうすればワクワクさせられるのだろうか?
と、なります。
もちろん、
こちらは、
こちらの失敗の責任を取って、
「じゅうさん(13)、書いて」とリードして、
子どもが、
8+5=13 と書くように促します。
さて、
子どもをワクワクさせられなかった原因は、
経験則ですが、
① 実況中継型リードのスピードが遅いこと、
② こちらの視点が、
近未来の「できた」ではなくて、
今現在の「できない」を見ていること、
③ こちら自身が楽しんでいないこと、
と、このような順になっているようです。
① のスピードに関しては、
昨日の私の「はてなブログ」で取り上げています。
② と、③ は、
近日中に、
私の「はてなブログ」で取り上げさせていただきます。
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