感じたい気持ちを選ぶことはできますが、コントロールできません。体の動き方も選ぶことができて、しかも、コントロールできます。

いきなりですが、

「感じたい気持ちを感じる動きを選ぶ」

こうなっています。

 

背筋を伸ばして

顔を上に向ければ、

ポジティブな気持ちを感じることができます。

 

猫背のように背筋を曲げて

顔を下に向ければ、

ネガティブな気持ちを感じます。

 

自分の体の動きが

自分の感じる気持ちを決めます。

 

ですから、

自分が感じたい気持ちを感じるように

自分の体の動き方を決めます。

 

体の動きと、

感じる気持ちは、

一つの組になっていて、

どちらか一方を選べば、

組になっているもう一方も選んでいます。

 

双方向なのです。

 

 

3- {\Large\frac{2}{5}}=  や、

 {\Large\frac{6}{11}}-4=  の計算問題に、

「これでいいのかなぁ?」と、

自信なさそうに答えを出しています。

 

この子に、

答えの出し方を教えますが、

同時に、

「感じたい気持ちを感じる動きを選ぶ」ことに

気付くことも狙います。

 

 

「感じたい気持ち」は

3- {\Large\frac{2}{5}}=  や、

 {\Large\frac{6}{11}}-4=  の計算問題は得意や

自信がある・・・のような気持ちでしょう。

 

今現在の「自信がない」の

真逆な気持ちです。

 

 

真逆な気持ちを感じたいのですから、

真逆な体の動きが必要です。

 

「自信がない」今の動きは、

モタモタや、

ギクシャクです。

 

この真逆の動きは、

スラスラや、

テキパキです。

 

 

でも、今現在、

モタモタや、

ギクシャクと答えを出している子に、

真逆の動き、

スラスラや、

テキパキと答えを出すことは

自力でしようとしても

かなり難しいでしょう。

 

ですから、

真逆の動きをこちらが代行して、

次のような実況中継型リードを見せて、

子どもに、

真逆の動きを体感させます。

 

 

3- {\Large\frac{2}{5}}=  の 3 を示して、

2+1  に分けて、

1 を、 {\Large\frac{5}{5}} に書き換えて、

3- {\Large\frac{2}{5}}=2 {\Large\frac{5}{5}} {\Large\frac{2}{5}}=  として、

分子の  5-2=3  として、

答えを、2 {\Large\frac{3}{5}} と出します。

 

 {\Large\frac{6}{11}}-4=  の 8 と 4 を示して、

8-4=4  と引いて、

 {\Large\frac{6}{11}} を付けて、

答えを、4 {\Large\frac{6}{11}}  と出します。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1519)、(分数  {\normalsize {α}} -600)

 

関連:2023年12月24日の私のブログ記事

「モタモタや、

ギクシャクのような気持ちを感じるために、

答えを出すことができないような

混乱をしています。混乱している最中の子に、

スラスラや、テキパキを感じることができる

速いスピードで答えを出すことを体験させます。

すると、動きが気持ちを生み出すことと、

動きは選択可能であることを、

何となく感じ始めます」。