×
= のような分数のかけ算は、
×
= のように途中で約分させて、
その後で、
分母同士と、分子同士をそれぞれ掛けて、
と計算させます。
途中約分をしないで、
×
= の
分母同士と、分子同士をそれぞれ掛けて、
= とした後、
10 で約分して、
とするような計算をさせません。
×
= のような分数のかけ算を、
×
= のように、
途中で約分させる効果は、
計算する前に式を見るようになることです。
途中約分できるときも
できないときも、
計算する前に式を見ます。
そうすれば、
×
= でしたら、
左上の 5 と、右下の 5 を、
左下の 4 と、右上の 2 を、
それぞれ約分できることに気付きます。
あるいは、
×
= でしたら、
左上の 4 と、右下の 7 も、
左下の 5 と、右上の 6 も、
約分できないことに気付きます。
計算する前に、
式を見るだけで、
途中で約分できるかけ算なのか、
できないかけ算なのかを
判定できるのです。
「途中で約分できるのでしたら、
途中で約分してから
分母同士と、分子同士を
それぞれ掛けます」のように
言葉で注意しなくていいのです。
半ば強制的に
途中で約分できるときには
途中で約分させればいいのです。
このようなリードをするだけで、
子どもは必ず、
分数のかけ算を計算する前に、
式を見て、
約分できるところを探すようになります。
(基本 -1288)、(分数
-513)