1人で唱えるのが、普通の数唱です。2人で交互に唱えるのは、1つ飛びの数唱です。3人で順に唱えるのは、2つ飛びの数唱です。ここまでは、楽にできます。4人で順に唱えるのは、3つ飛びの数唱で、急に難しくなります。

「いち、に、さん、し、・・・」と唱える数唱は、

1 を足すたし算そのものです。

 

1+1=2  は、

数唱の一部分:「いち、に」です。

 

2+1=3  は、

数唱の一部分:「に、さん」です。

 

3+1=4  は、

数唱の一部分:「さん、し」です。

 

このように、

次々に 1 を足すたし算が、

数唱そのものになっています。

 

子どもが、

一人で唱えるゲームですから、

自分が次に、何を言うのかを

分かっています。

 

これが、

「次の数」の感覚です。

 

 

子どもとお母さんとで、

交互に、数唱を唱えるゲームをします。

 

子どもが、「いち」、

お母さんが、「に」、

子どもが、「さん」、

お母さんが、「し」・・・と、

交互に唱えるゲームです。

 

子どもの唱える部分は、

「いち、さん、ご、しち、く、・・・」です。

 

これが、

2 を足すたし算になっています。

 

1+2=3 は、

2人で交互に数唱を唱えるゲームの一部分

「いち、さん」です。

 

子どもがこのゲームに慣れてくると、

「いち」と言った後、

お母さんが「に」と言うのを聞く前に、

次に自分は、「さん」と言うことが

分かるようになります。

 

これは、

「1つ飛びの次の数」の感覚です。

 

 

もう一人増やします。

 

子どもとお母さんとお父さんとで、

順に、数唱を唱えるゲームです。

 

子どもが、「いち」、

お母さんが、「に」、

お父さんが、「さん」、

子どもが、「し」、

お母さんが、「ご」、

お父さんが、「ろく」・・・と、

順に唱えるゲームです。

 

子どもの唱える部分は、

「いち、し、しち、じゅう、・・・」です。

 

これが、

3 を足すたし算になっています。

 

1+3=4 は、

3人で順に数唱を唱えるゲームの一部分

「いち、し」です。

 

子どもがこのゲームに慣れてくると、

「いち」と言った後、

お母さんが「に」、

お父さんが「さん」と言うのを聞く前に、

次に自分は、「し」と言うことが

分かるようになります。

 

これは、

「2つ飛びの次の数」の感覚です。

 

 

さらに一人増やします。

 

子どもとお母さんとお父さんとお婆さんで、

順に、数唱を唱えるゲームです。

 

子どもが、「いち」、

お母さんが、「に」、

お父さんが、「さん」、

お婆さんが、「し」、

子どもが、「ご」、

お母さんが、「ろく」、

お父さんが、「しち」、

お婆さんが、「はち」・・・と、

順に唱えるゲームです。

 

子どもの唱える部分は、

「いち、ご、く、じゅうさん、・・・」です。

 

これが、

4 を足すたし算になっています。

 

1+4=5 は、

4人で順に数唱を唱えるゲームの一部分

「いち、ご」です。

 

子どもがこのゲームに慣れてきても、

「いち」と言った後、

次に自分は、「ご」と言うことが

分かるようになりません。

 

子どもが「いち」と言った後、

お母さんが「に」、

お父さんが「さん」、

お婆さんが「し」と言うのを聞くまで、

次に自分が何を言うのか

分からないのです。

 

お婆さんが「し」と言うのを聞くことで、

次に自分が、

「ご」と言うことが分かります。

 

ですから、

「3つ飛びの次の数」の感覚は、

育たないようです。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1268)、(+-  {\normalsize {α}} -690)

 

関連:2023年05月01日の私のブログ記事

「1 を足すたし算の答えは、

「次の数」です。

2 を足すたし算の答えは、

「1つ飛びの次の数」です。

3 を足すたし算の答えは、

「2つ飛びの次の数」です。

でも、4 を足すたし算の答えは、

「3つ飛びの次の数」にならないのです。

不思議です」。