計算のスピードは、言葉で教えることが難しいのですが、実際に、教えたい計算のスピードの計算を見せるだけで、教えることができます。こちらが見せる実況中継型リードに、子どもが絞り込めるようにするには、真後ろからリードして、こちらの顔を子どもに見せないことです。

子どもの真後ろから、

赤色のペンを突き出して、

7+5=  の 7 を示して、

「しち」と言って、

+5 の 5 を示して、

「8、9、10、11、12」と言って、

= の右の余白を示して、

「ここ、じゅうに(12)」と言うような

実況中継型リードを見せて教えるから、

教えることが難しい

計算のスピードを伝えることができます。

 

こちらは、

子どもの真後ろです。

 

子どもは、

こちらの顔が見せませんから、

見ることがありません。

 

だから、

こちらの顔色を窺う事から解放されて、

こちらの実況中継型リードを見ることに絞り込み、

計算のスピードを、

ハッキリとキャッチできます。

 

 

こちらが、

子どもと対面で教えることが多いのですが、

こうすると、

子どもは、

どうしても、自然に勝手に、

こちらの顔を

チラチラと見てしまいます。

 

その結果、

チラチラと見る度に、

子どもの集中点が、

見せている実況中継型リードから離れて、

こちらの顔の表情に移ります。

 

そして、

実況中継型リードで見せている

計算のスピード自体が、

途切れ途切れになって、

計算のスピードを

キャッチすることができないのです。

 

ですから、

真後ろから実況中継型リードを見せることは、

計算のスピードを

子どもにハッキリと捉えさせることが可能な

優れた位置なのです。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1544)、(+-  {\normalsize {α}} -856)