分数の計算はすべて、修得済みの +、-、×、÷ の組み合わせです。組み合わせ方が違うと、違う種類の分数の計算になります。

分数計算の答えの出し方を教えます。

 

教える目的は、

自力で答えを出せるようになることです。

 

 

さて、

分数のさまざま計算は、

新しい計算ではありません。

 

すでに修得済みの計算の種類、

たし算と、

ひき算と、

かけ算と、

わり算の組み合わせです。

 

利用する計算と、

その組み合わせ方が違うと、

分数の違う計算になります。

 

例えば、

分数  {\Large\frac{2}{4}} の約分でしたら、

分子を、2÷2=1 と、

分母を、4÷2=2 と計算して、

 {\Large\frac{2}{4}} {\Large\frac{1}{2}}  です。

 

わり算を利用しています。

 

新しい計算の種類は、

出ていません。

 

 

あるいは、

分数  {\Large\frac{5}{3}} を、帯分数に書き換えるのでしたら、

5÷3=1・・・2  と計算して、

 {\Large\frac{5}{3}}=1 {\Large\frac{2}{3}}  です。

 

この例のように、

分数の計算には、

新しい種類の計算は出ないのです。

 

今までに習った計算の種類の

たし算と、

ひき算と、

かけ算と、

わり算の組み合わせなのです。

 

 

と、

こうなっていますから、

分数  {\Large\frac{22}{5}} を、帯分数に書き換える問題は、

22÷5=4・・・2  と計算してから、

答え 4 {\Large\frac{2}{5}} を出します。

 

これを、

 {\Large\frac{22}{5}}=22÷5=4・・・2=4 {\Large\frac{2}{5}}  と書けば、

分数= {\Large\frac{分子}{分母}}  は、

「分子」÷「分母」 のわり算のことと

理解できるのでしょう。

 

 

そうなのですが、

計算問題の答えの書き方は、

どのように計算したのかを書きません。

 

例えば、

5+3=  を、

5 の次の 6 から、

6、7、8 と数えて、

答え 8 を出したとしても、

このような計算の仕方を書かないで、

5+3=8  と書きます。

 

同じような書き方をすれば、

やはり、

 {\Large\frac{22}{5}}=4 {\Large\frac{2}{5}}  と書きますから、

計算の仕方の  22÷5=4・・・2=  は、

書かないのです。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1545)、(分数  {\normalsize {α}} -607)