分数の計算は、わり算と分数の関係や、約分から習い始めて、たし算、ひき算、かけ算、わり算、小数と分数の関係と、とても多くの種類の計算を習います。一通り習った後、すべての計算をキチンと区別して、それぞれを正しく計算できるようにします。その手始めとして、久しぶりに通分するたし算を計算します。混乱したら、抜け出ることで、違う種類の分数の計算を、区別して使えるようになります。

子ども自身をリードしている

もう一人の自分がいると仮定すれば、

子どものしていることを、

子どもを育てる材料と理解できます。

 

子どもが何をしていても、

もう一人の子どもが

子ども自身をリードしているから

そのようにしていると見ます。

 

子どもの中のもう一人の自分が

リードしているから

目の前の子どもは、

そのようなことをしています。

 

もう一人の自分のリードの仕方が

今のリードとは別の

新しいリードに入れ替われば、

目の前の子どもは、

今までとは違うリードを受けて、

していることを

違う何かに入れ替えます。

 

 

例えば、

分数のたし算を習った後、

ひき算、かけ算、わり算と習い、

小数を分数に変える計算を習い、

そして、

しばらくぶりに

分数のたし算を計算すると、

すでに習っているさまざまな分数の計算が

未整理状態に混合されて

とてもおかしな計算をしてしまいます。

 

子どもの中のもう一人の自分が、

子ども自身をリードする

リードの仕方が

未整理で混乱しているからです。

 

 

よく目にする混乱の一つが、

大きすぎる共通分母です。

 

 

 {\Large\frac{7}{10}}+0.05=3 {\Large\frac{7}{10}} {\Large\frac{1}{20}}=3 {\Large\frac{\:\:\:}{200}} {\Large\frac{\:\:\:}{200}}  と、

共通分母 20 で、

通分できるのに、

とても大きな 200 を

共通分母にしてしまう

リードの混乱です。

 

 

共通分母の探し方の初歩は、

 {\Large\frac{1}{2}} {\Large\frac{1}{3}}=  のように、

2つの分母 2 と 3 を掛けて、

2×3=6  とする方法です。

 

共通分母 6 を探した後は、

 {\Large\frac{1}{2}} {\Large\frac{1}{3}} {\Large\frac{3}{6}} {\Large\frac{2}{6}}  と通分できます。

 

 

2つの分母を掛けてしまうと、

大きすぎるときの

共通分母の探し方を

次に習います。

 

 {\Large\frac{1}{4}} {\Large\frac{1}{6}}=  は、

2つの分母 4 と 6 を掛けて、

4×6=24  としてしまうと、

共通分母が大きすぎます。

 

12 で通分できます。

 

この 12 は、

大きい方の分母 6 を、

小さい方の分母 4 で割り、

割り切れないので、

6 を、2倍して、

12 にして、

この 12 を、4 で割ると、

割り切れることから探します。

 

このようにして求めた 12 で通分すると、

 {\Large\frac{1}{4}} {\Large\frac{1}{6}} {\Large\frac{3}{12}} {\Large\frac{2}{12}}=  となります。

 

共通分母の探し方が違います。

 

 

たし算を習い、

スラスラと計算できるようになっている子です。

 

たし算を習っている頃であれば、

子どもの中のもう一人の自分は、

2種類の共通分母の出し方を

混乱することなく

リードできます。

 

2種類の共通分母の出し方を

キチンと区別して

子ども自身をリードできます。

 

 

でも、

たし算を習った後、

ひき算、かけ算、わり算と習い、

小数を分数に変える計算と習うことで、

とても多くの種類の

分数の計算を習います。

 

子どもの中のもう一人の自分は、

多くの種類の分数の計算を

キチンと区別して

リードしなければならないのです。

 

 

多くの種類の分数の計算のリードを

キチンと区別して行うことが

できるようになるために

さまざまな分数の計算を

織り交ぜて練習することになります。

 

その手始めが、

久しぶりに分母の違うたし算を

リードすることです。

 

2種類の共通分母の出し方を

キチンと区別して

リードするだけではないのです。

 

たし算を習った後、

ひき算、かけ算、わり算と習い、

小数を分数に変える計算と

とても多くの種類の計算のリードを

子どもの中のもう一人の自分は、

習っています。

 

多くの種類の計算のリードを

キチンと区別して

共通分母の探し方を

リードする練習をしています。

 

 

ですから、

 {\Large\frac{7}{10}}+0.05=3 {\Large\frac{7}{10}} {\Large\frac{1}{20}}=3 {\Large\frac{\:\:\:}{200}} {\Large\frac{\:\:\:}{200}}  と、

共通分母を、200 にしていることは、

子どもの中のもう一人の自分のリードの仕方が

共通通分の出し方を、

キチンと区別することができなくて

混乱しているだけなのです。

 

このように、

子どもの中のもう一人の自分のリードの

混乱ですから、

キチンと区別することを

教えればいいのです。

 

 

こちら自身、

キチンと区別して、

自分自身をリードしている様子を見せる

実況中継型リードを利用すれば、

とてもシンプルに

リードの仕方をキチンと区別する仕方を

教えることができます。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1105)、(分数  {\normalsize {α}} -455)