の一の位は、
上の 6 から、下の 5 を引くことができます。
計算する前に、
このように見ることができれば、
の一の位を、
6-5=1 と引いて、
と書くことができます。
もちろん無意識で行っていることですが、
計算する前に、
の式の形を見て、
一の位の上が 6 で、下が 5 だから、
上から下を引くと決めて、
そして、そうしています。
も同じように、
計算する前に、
式の形を見ることができれば、
一の位は、繰り下がりの計算と分かります。
の式の形を見れば、
一の位の上が 6 で、下が 8 だから、
このままでは、
上から下を引くことができないと分かります。
だから、
の一の位のひき算は、
上の6 に、1 を付けて、16 にして、
16-8=8 と
引けるようにしてから引くと決めて、
繰り下がり計算をします。
でも、
計算する前に、
上の数と、下の数を
見るだけのことができなければ、
計算のパターンを、
強引に当てはめてしまいます。
ひき算ですから、
引ける方から引いてしまう計算になります。
例えば、
の一の位を、
引ける方から引くと、
6-5=1 ですから、
上から下を引きます。
これは、正しい計算です。
あるいは、
の一の位を、
引ける方から引くと、
8-6=2 ですから、
下から上を引きます。
間違えた計算ですが、
計算そのものは、正しくできています。
さて、
の一の位を、
下から、上を、
8-6=2 と引いて、
と書く子です。
この子がこうするのは、
計算の仕方を当てはめているだけで
式の形を見ていないからです。
だから、
引ける方から引いています。
ひき算を計算できるのは、
の一の位でしたら、
下から上を引くことです。
下から上を引けば、
8-6= ですから、
引くことができます。
このように、
計算の仕方を当てはめているだけです。
でもこの子に、
「式の形を見なさい」、
「上と、下と、どちらが大きい?」、
「上から下を引くのでしょう」のように、
言葉でリードしても、
言われた子にしたら、
式の形など見ていないのですから
理解できないのです。
「式の形って何?」、
「上と下を見て、大きさを比べること?」、
「上から下を引くの?」のような感じなのです。
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