繰り下がりのある・なしの筆算のひき算で、
子どもは個性豊かに混乱します。
軽い混乱から、
ひどい混乱までさまざまです。
最初の混乱は、
繰り下がりのない のような計算の後、
繰り下がりのある のような計算に、
進んだときです。
こちらは、
「出す学び」をリードしていますから、
答えの出し方だけを教えます。
しかも、教え方は、
こちらの実況中継型リードを、
ただ見せるだけです。
こちらが自力で答えを出す様子を、
実演して見せて、
自力で答えを出すことを
子どもがまねする見本になります。
動画による教え方です。
さらに、
そのように計算する理由を、
言葉で説明しません。
自力で答えを出す様子を動画で見せるだけの
とても風変わりな教え方です。
ですから、
繰り下がりのあるひき算を、
繰り下がりのないひき算と、
とても似た感じのパターンで、
答えを出すようにします。
こちらの実況中継型リードの動画見本を、
繰り下がりのあるひき算になっても、
繰り下がりのないひき算と、
とても似ている実況中継型リードをします。
「引けない」と言うことと、
1 を付けて引くことと、
1 減らしてから引くことだけが、
繰り下がりのあるひき算で新たに出るだけです。
これ以外は、
繰り下がりのないひき算と同じです。
実際の実況中継型リードで、
繰り下がりのある・なしを、
比べます。
繰り下がりのないひき算の
一の位の答えの出し方です。
の 6 と 2 を順に示して、
「6-2=4」と言って、
2 の真下を示して、
「ここ、4」と言います。
繰り下がりのあるひき算の
一の位の答えの出し方です。
の 3 と 6 を順に示して、
「3-6=、引けない」
「13-6=7」と言って、
6 の真下を示して、
「ここ、7」と言います。
繰り下がりのある・なしが違っても、
一の位の答えの出し方は
ほぼ同じようなパターンにしています。
次に、
繰り下がりのないひき算の
十の位の答えの出し方です。
の 3 と 1 を順に示して、
「3-1=2」と言って、
1 の真下を示して、
「ここ、2」と言います。
繰り下がりのあるひき算の
十の位の答えの出し方です。
の 4 を示して、
「1 減って、3」と言って、
1 を示して、
「3-1=2」と言って、
1 の真下を示して、
「ここ、2」と言います。
繰り下がりのある・なしが違っても、
十の位の答えの出し方は、
一の位のように、
ほぼ同じようなパターンにしています。
(基本 -1290)、(+- -702)