繰り下がりのあるときの計算パターンを、繰り下がりのないときの計算パターンに、似せることで、子どもの混乱を減らそうとします。

繰り下がりのある・なしの筆算のひき算で、

子どもは個性豊かに混乱します。

 

軽い混乱から、

ひどい混乱までさまざまです。

 

最初の混乱は、

繰り下がりのない  { \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\: 36 \\ - 12 \\ \hline \end{array} }} \\  のような計算の後、

繰り下がりのある  { \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\: 43 \\ - 16 \\ \hline \end{array} }} \\  のような計算に、

進んだときです。

 

こちらは、

「出す学び」をリードしていますから、

答えの出し方だけを教えます。

 

しかも、教え方は、

こちらの実況中継型リードを、

ただ見せるだけです。

 

こちらが自力で答えを出す様子を、

実演して見せて、

自力で答えを出すことを

子どもがまねする見本になります。

 

動画による教え方です。

 

さらに、

そのように計算する理由を、

言葉で説明しません。

 

自力で答えを出す様子を動画で見せるだけの

とても風変わりな教え方です。

 

 

ですから、

繰り下がりのあるひき算を、

繰り下がりのないひき算と、

とても似た感じのパターンで、

答えを出すようにします。

 

こちらの実況中継型リードの動画見本を、

繰り下がりのあるひき算になっても、

繰り下がりのないひき算と、

とても似ている実況中継型リードをします。

 

「引けない」と言うことと、

1 を付けて引くことと、

1 減らしてから引くことだけが、

繰り下がりのあるひき算で新たに出るだけです。

 

これ以外は、

繰り下がりのないひき算と同じです。

 

 

実際の実況中継型リードで、

繰り下がりのある・なしを、

比べます。

 

繰り下がりのないひき算の

一の位の答えの出し方です。

 

{ \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\: 36 \\ - 12 \\ \hline \end{array} }} \\  の 6 と 2 を順に示して、

「6-2=4」と言って、

2 の真下を示して、

「ここ、4」と言います。

 

 

繰り下がりのあるひき算の

一の位の答えの出し方です。

 

{ \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\: 43 \\ - 16 \\ \hline \end{array} }} \\  の 3 と 6 を順に示して、

「3-6=、引けない」

「13-6=7」と言って、

6 の真下を示して、

「ここ、7」と言います。

 

繰り下がりのある・なしが違っても、

一の位の答えの出し方は

ほぼ同じようなパターンにしています。

 

 

次に、

繰り下がりのないひき算の

十の位の答えの出し方です。

 

{ \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\: 36 \\ - 12 \\ \hline \end{array} }} \\  の 3 と 1 を順に示して、

「3-1=2」と言って、

1 の真下を示して、

「ここ、2」と言います。

 

 

繰り下がりのあるひき算の

十の位の答えの出し方です。

 

{ \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\: 43 \\ - 16 \\ \hline \end{array} }} \\  の 4 を示して、

「1 減って、3」と言って、

1 を示して、

「3-1=2」と言って、

1 の真下を示して、

「ここ、2」と言います。

 

繰り下がりのある・なしが違っても、

十の位の答えの出し方は、

一の位のように、

ほぼ同じようなパターンにしています。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1290)、(+-  {\normalsize {α}} -702)