筆算のひき算 3952-1384= の計算を説明する言葉や、ひとまとまりの計算の流れの名前を使わずに、答えを出しています。ですから、子どもにも、答えの出し方だけを教えます。

{ \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\: 3952 \\ - 1384 \\ \hline \end{array} }} \\  の

答えの出し方だけを教えます。

 

① 2-4=  引けない、

12-4=8  。

 

② 5-1=4  、

4-8=  引けない、

14-8=6  。

 

③ 9-1=8  、

8-3=5  。

 

④ 3-1=2  。

 

この ①~④ を順に行えば、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:3952\\ -\:1384\\ \hline2568\end{array} }} \\  答えが出ます。

 

 

「繰り下がり」、
「隣から、1 借りる」、
「借りた 1 を付ける」、
「隣に 1 貸した」、
このような言葉は、
答えを出すときに不要です。

「繰り下がり」という言葉を知らなくても、
2-4=  は、引けないと分かります。

そして、
「借りた 1 を付ける」と言葉にリードされなくても、
2 を、12 に書き換えることができて、
12-4=8  と計算できます。


「繰り下がり」、
「隣から、1 借りる」、
「借りた 1 を付ける」のような言葉は、
「 2-4=  引けない」の後、
「 12-4=8 」とする計算を
説明するための言葉です。

「繰り下がり」、
「隣から、1 借りる」、
「借りた 1 を付ける」のような言葉で、
計算を、子どもに説明するとしても、
こちらが計算するときに、
「繰り下がり」、
「隣から、1 借りる」、
「借りた 1 を付ける」という言葉を、
使うからではありません。

 

計算を説明するための言葉です。

 

答えを出すために
計算するときに使う言葉ではありません。

 


同じように、
「繰り下がりがあるときの計算パターン」や、
「繰り下がりがないときの計算パターン」は、
こちらが計算するときの
ひとまとまりの計算の流れの名前です。

 

3952-1384=  の一の位の計算
「2-4=  引けない、
12-4=8 」のような計算の流れの名前が、
「繰り下がりがあるときの計算パターン」です。

 

こちらが、
一の位を計算するときに、
「繰り下がりがあるときの計算パターン」の
言葉を使って計算していません。

 


まとめます。

 

こちらが計算するときには、

{ \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\: 3952 \\ - 1384 \\ \hline \end{array} }} \\  に、

① 2-4=  引けない、

12-4=8  。

② 5-1=4  、

4-8=  引けない、

14-8=6  。

③ 9-1=8  、

8-3=5  。

④ 3-1=2  。

このような順に計算して、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:3952\\ -\:1384\\ \hline2568\end{array} }} \\  のように書きます。

 

ですから、

計算を説明する言葉、

「繰り下がり」、

「隣から、1 借りる」、

「借りた 1 を付ける」や、

ひとまとまりの計算の流れの名前、

「繰り下がりがあるときの計算パターン」、

「繰り下がりがないときの計算パターン」を、

子どもに言いません。

 

答えを出すための計算をリードするだけにします。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1323)、(+-  {\normalsize {α}} -721)

 

関連:2023年06月12日の私のブログ記事

「ひき算は、

繰り下がりがあるときの計算パターンと、

繰り下がりがないときの計算パターンから、

どちらかを選び、

それを利用して答えを出します」。