「あっ、変わった」と思える変化が、
算数や数学の計算で起こります。
かなり大きな変化が
算数と数学の計算の流れの中で
何カ所かで起こります。
算数や数学の計算の変化は、
すべて閾値型で起こりますが、
閾値自体がかなり大きい場合、
変化が起こりにくいですから、
変化が起こったら、
「あっ、変わった」とハッキリと気付きます。
「あっ、変わった」と、
ハッキリと気付きやすい 3カ所を紹介します。
8+4= や、
6+5= のようなたし算を、
8 の次の 9 から、
9、10、11、12 と数えることで、
6 の次の 7 から、
7、8、9、10、11 と数えることで、
答え 12 や、11 を出し続けると、
ある日突然のような大変化が起こり、
8+4= を見たら、答え 12 が、
6+5= を見たら、答え 11 が、
数える前に出るようになります。
「あっ、変わった」と思えるときです。
のような筆算のかけ算で、
8×7=56、8×6=48 と掛けた後の
繰り上がりのたし算 48+5=53 を、
サッサと計算できるようになったとき、
「あっ、変わった」と思います。
48+5= の繰り上がりのたし算で
パタッと止まってしまう子が多いのです。
筆算のかけ算の繰り上がりのたし算を、
閾値型の変化が起こるまで、繰り返すことで、
の計算の流れの中の
8×7=56、
8×6=48 に続く
48+5=53 のたし算の答えを
サッサと出せるように育ち、
「あっ、変わった」となります。
×( + )-= の計算順を、
計算する前に、
1~2秒で決められるようになったとき、
「あっ、変わった」と感じます。
四則混合の計算に入ったら、
計算する前に、
「計算順?」と聞いて、
計算順を決めさせます。
子どもの指先で、
+、-、×、÷ を示すだけのゲームです。
繰り返し、計算順を決めさせることで、
問題の式全体を眺めるようになると同時に、
+、-、×、÷ だけを見るようになります。
そうして、
問題 ×( + )-= を見てから、
1~2秒で、
+、×、- だけを、
指先で示せるようになったとき、
「あっ、変わった」と感じます。
(基本 -1348)、(+- -738)
(×÷ -237)、(分数 -537)
関連:2023年07月06日の私のブログ記事
「計算問題の答えを出すような
同じ努力を繰り返すことで、
子どもの内面に何かが積み重なり、
その何かが、
ある一定レベルの閾値を超えたとき、
閾値型変化のような大きな変化が起こります」。