仮分数を、整数や、帯分数に書き換えるとき、わり算を計算します。これから、「分子÷分母」を、分数とわり算の関係と理解することは、難しいようです。仮分数を、書き換えるときに、わり算で計算するとの理解です。

仮分数  {\Large\frac{50}{5}} を、整数 10 や、

仮分数  {\Large\frac{22}{5}} を、帯分数 4 {\Large\frac{2}{5}} に直すとき、

わり算を使います。

 

 {\Large\frac{50}{5}} を、50÷5=10  と、

 {\Large\frac{22}{5}} を、22÷5=4・・・2  と、

わり算で計算します。

 

これは自然な計算です。

 

 

このことから、

分数= {\Large\frac{分子}{分母}}  とわり算の関係は、

分子÷分母となるのですが、

 {\Large\frac{50}{5}}=10  や、

 {\Large\frac{22}{5}}=4 {\Large\frac{2}{5}}  と計算できることから、

分数とわり算の関係に気付くことは、

かなり難しいようです。

 

このことに、

子どもが自力で気付くことができる助けとして、

見本 :  {\Large\frac{12}{3}}=4  を見て、まねして、

問題   {\Large\frac{8}{4}}=  を計算させます。

 

そして、

 {\Large\frac{8}{4}}=2  と計算できた子に、

「どうやったの?」と聞きます。

 

すると、

子どもは、わり算で計算したことを、

さまざまな言い方で説明してくれます。

 

「8÷4」と、

わり算そのものを説明する子がいます。

 

「これ割るこれ」と、

分子と分母を示す子がいます。

 

「わり算」とだけ説明する子もいます。

 

さまざまです。

 

 

ここまで手助けしても、

子どもが自力で、

分数= {\Large\frac{分子}{分母}}  とわり算の関係は、

分子÷分母と気付く子は少ないようです。

 

仮分数を

整数や、帯分数に書き換えるときの計算が、

わり算だと理解するようです。

 

ですから、

分数= {\Large\frac{分子}{分母}}  が、

 {\Large\frac{2}{3}} のような真分数になると、

分子÷分母と理解できないようです。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1342)、(分数  {\normalsize {α}} -534)

 

関連:2023年07月01日の私のブログ記事

「仮分数を整数に変える計算は、

わり算を使います。

これから、わり算と分数の関係に

気付かせることができます」。