四則混合 ( -
)×
+
= の中の
一つ一つの計算は、
すべて、すでに習っている計算だけです。
1番目の計算は、
-
= で、
分数のひき算です。
この答え から、
2番目の計算は、
×
= で、
分数のかけ算です。
この答え から、
3番目の計算は、
+
= で。
分数のたし算です。
どの計算も、
既に習っています。
ですが、
子どもの受け取り方はかなり違います。
初めての計算と思わないようですが、
以前に習ったときよりも、
どれも、難しく感じるようです。
ひき算 -
= も、
かけ算 ×
= も、
たし算 +
= も、
いずれも、難しく感じるようです。
いずれも、スラスラできた計算ですが、
「え~っと、これは、確か・・・」と、
モタモタしてしまいます。
そして、
計算できなくなることもあります。
分数のひき算や、
分数のわり算の逆算で、
計算できなくなることがあります。
分数のたし算や、
分数のかけ算では、
難しく感じる程度で済み、
計算できなくなることはないようです。
分数のひき算やわり算で、
計算できなくなっていたら、
以前の教え方とまったく同じような
実況中継型リードを見せます。
こうすると、
どこかで見たような・・・となります。
初めての風景なのに、
「どこか懐かしく、見たような・・・」と
デジャブを見るような感じになります。
そして、
「あぁ、なんだ、あれだ」のように、
以前の力に結び付きやすくなります。
例えば、
この四則混合 ( -
)×
+
= の
1番目の計算 -
= が、
できなくなることがあります。
次のような実況中継型リードの実例を、
以前も見せて教えているのでしたら、
ここでもそうします。
-
= の 2つの分母 5 と 10 を示して、
「10÷5= 、割り切れる」、
「下、10」と言って、
を示して、
「下、10」、
「上、2×2=4」と言います。
見ている子どもは、
-
=
と書きます。
続きを省略しますが、
以前とまったく同じ実況中継型リードを見た子は、
デジャブを見ている感じで、
「どこかで見たことがあるような・・・」と感じます。
(基本 -1330)、(分数
-532)
関連:2023年06月18日の私のブログ記事
「分数の四則混合の中の
分数計算をできなくなった子を見ると、
「計算の仕方を忘れた」と
理解することが多いようです。
でも、習った順と、大きく違う順で計算することに、
戸惑っているだけのことが、意外と多いのです」。