筆算のかけ算の繰り上がりのたし算で、答えを出せなくなる子が、思った以上に多いことを知って、そうなったときのたし算の教え方を、前もって決めておいて、待ち伏せるような待ち構え方をします。

繰り上がりのある筆算のかけ算で、

繰り上がりのたし算で計算が止まったら、

「起こるかも?」と待ち構えていたことが

起こっただけのことです。

 

「どうしたの、できるでしょう」、

「たし算だよ」と言ったりしません。

 

「起こるかも?」と待ち構えていたことが、

起こっただけなのです。

 

 

もちろん、

待ち構えているだけではありません。

 

繰り上がりのたし算で止まったら、

どのように教えるのかを

前もって決めて

そして、待ち伏せています。

 

例えば、

{\normalsize{\begin{array}{rr} 29 \\\:\times\:\:\: 3 \\ \hline \end{array}}}\\  の計算の流れの

3×9=27  、

3×2=6  、

6+2=8  の繰り上がりのたし算で止まったら、

数えて答えを出す方法を教えると、

前もって決めて、待ち伏せることです。

 

 

繰り上がりのたし算で止まったときの

教え方を前もって決めて、

待ち伏せるような待ち構え方をしていれば、

目の前の子が、

繰り上がりのたし算で止まったら、

ただ、決めていたように教えるだけです。

 

例えば・・・のように、

数えて答えを出す方法を教えると、

前もって決めていて、

実際に、6+2=  で止まったら、

気付いてすぐに、

「しち、はち(7、8)」と、2回数えて、

答え 8 を出してしまいます。

 

{\normalsize{\begin{array}{rr} 29 \\\:\times\:\:\: 3 \\ \hline \:\:\:7\end{array}}}\\  まで書いて、

繰り上がりのたし算  6+2=  の答えを、

出せなくて止まっていますから、

子どもは、こちらが出した答え 8 を、

{\normalsize{\begin{array}{rr}29\\\:\times\:\:\:\: 3 \\ \hline \:\:\:87\end{array}}}\\  と書きます。

 

前もって教え方を決めて、

そして、

待ち伏せるような待ち構え方です。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1331)、(×÷  {\normalsize {α}} -233)

 

関連:2023年06月19日の私のブログ記事

「筆算のかけ算の繰り上がりのたし算を、

習ったとき、慣れるまでは、

ひどく混乱する子が多いことを理解して、

目の前の子がそうなっても、

「なったか・・・」のように、待ち構えています」。