コントロール魔になる危険が
いつもあることをハッキリと承知しておきます。
そして、
コントロール魔になる傾向が強いことを
しないようにします。
こうなる傾向の強いことで、
知らず知らずにコントロールしてしまうことを、
順不同で列挙します。
まず、
子どもと対面で向き合うことです。
子どもをリードしようとしていますから、
こちらの顔の表情や仕草が、
子どもをコントロールするときのそれになります。
こちらの顔付きや
体全体の動きが、
子どもに、「やれ」と命じています。
こうしようと思っていなくても、
こうなる傾向が強いのです。
知らず知らずにコントロールすることを避けて、
子どもの真後ろからリードするようにします。
真後ろからリードすれば、
こちらが子どもに見せることは、
真後ろから突き出したこちらの両手にできます。
両手だけですから、
子どもをコントロールしないように
両手の動きを注意できます。
次に、
口調があります。
子どもに話し掛けるようにすると、
知らず知らずに、威圧するような感じの
口調になってしまう傾向があります。
こうなることを避けて、
子どもにではなくて、
こちら自身に話し掛けるようにします。
つまり、
計算の答えを出そうとしているこちらが、
計算そのものを
ブツブツとつぶやいている感じです。
それから、
話すときのスピードがあります。
子どもが理解できるように話そうとすると、
自然に遅いスピードで話してしまいます。
遅いスピードで話すと、
知らず知らずにコントロールしてしまい、
理解しろと命じているようになる傾向があります。
こうなることを避けるために、
意識して、かなり速いスピードで話します。
さて、
8+5= の答えを出すことから離れて、
ボ~ッとしている子への指導を例にして、
列挙した 3つのことをまとめます。
こちらは子どもの真後ろに立ち、
ペンを持った右手を突き出して、
ペン先を楽しげに動かして、
こちらが見ている対象を示します。
こうしてから、
8+5= の 8 を示して、
ブツブツとつぶやくように
でも、早口で、「はち」と言って、
5 を示して、
やはり、ブツブツとつぶやくような早口で、
「く、じゅう、じゅういち、じゅうに、じゅうさん」と言って、
= の右を示して、
「ここ、じゅうさん(13)」と、
ブツブツとつぶやくように早口で言います。
このようなリードをすることで、
子どもをコントロールしようとする危険を避けます。
(基本 -1336)、(+- -728)
関連:2023年06月25日の私のブログ記事
「こちらが子どもをリードして教えます。
子どもをコントロールする力を、
立場の違いから、こちらは持っています。
過度なコントロールにならないように注意します」。