8+5= の答えを、数えて出す子が、
ボ~ッとしています。
8+5= の答えを出していません。
子どもに教えるとき、
コントロール魔になる危険があることを
学習知として理解して、
こちら自身が、
8+5= の答えを、
9、10、11、12、13 と数えて出すことを、
一人芝居します。
子どもの真後ろに立ち、
ペンを持った右手を突き出して、
8+5= の 8 を示して、
早口で、「はち」と言って、
5 を示して、
早口で、「く、じゅう、じゅういち、じゅうに、じゅうさん」と言って、
= の右を示して、
「ここ、じゅうさん(13)」と、
早口で言う一人芝居を演じます。
こちらの一人芝居の観客が、
子どもです。
こちらが、
「分かった」のようなことを
観客の子どもに言ったら、
一人芝居を演じるのではなく、
子どもを芝居に引きずり込もうとしています。
と、
このように理解して、
8+5= の答えを、
= の右を示して、
「ここ、じゅうさん(13)」と言った後の
観客の子どもの反応を観察します。
ポカンとしていることもあるでしょう。
これは、
一人芝居の失敗です。
観客の子どもを、
観ることにワクワクさせることが
できなかったのです。
仕方なしに、
「じゅうさん(13)、書いて」と、
子どもをコントロールして、
次のたし算 3+5= の一人芝居を、
再度演じます。
と、
このようにして、
観客の子どもをワクワクさせて、
こちらが一人芝居で出した答えを、
子どもが、自主的に書いてくれるようになるまで、
5 を足すたし算の一人芝居を続けます。
こちらが、一人芝居で出した答えを、
子どもが、スッと書いてくれたとき、
こちらは、
子どもをコントロールしない一人芝居を
「なるほど」と納得して、
修得できます。
貴重な体験知です。
(基本 -1448)、(+- -797)
関連:2023年10月14日の私のブログ記事
「そうとは知らずに
子どもをコントロールしてしまう
傾向の強い指導行動を紹介します。
対面と、口調と、話すスピードです」。
「はてなブログ」投稿。
(2024年02月03日)