7+5= を、
自力で計算しているように感じさせるために、
こちらは、
子どもの視界から消えます。
子どもの視界からこちらが消えるだけで、
自力で計算しているときの形になります。
子どもの目の前にあるのは、
問題 7+5= だけです。
子どもの目の周辺視野にも
こちらの姿がないようにします。
こうできる位置は、
子どもの真後ろです。
ですから、
子どもの真後ろから、
子どもの肩越しに
こちらの腕を出すことで、
こちら自身を
子どもの視界から消します。
さて、
こちらのリードの仕方は、
実況中継型リードです。
こちら自身が、
自力で、7+5= の答え 12 を出す様子を、
子どもに見せます。
もちろんこちらは、
子どもの真後ろですから、
答えを出す様子といっても、
7+5= の答え 12 を、
何をどのような順に行うのかの流れを、
こちらが突き出している腕の動きと、
真後ろからささやく声で示すだけです。
実際の計算の流れは、
7+5= の 7 を見て、
その次の 8 から、
+5 の 5回、
8、9、10、11、12 と数えます。
ですが、
「7 を見て、その次の 8」は、
流れ自体を伝えることが難しいので、
見ている子どもが気付きやすいように工夫して、
7 を示して、
「しち」と声に出して読むようにします。
7 を見る目的は、
その次の 8 を出すためです。
その代用として、
7 を見て、
「しち」と声に出して読むようにします。
この見せ方を、
5問、10問と続けるだけで、
子どもは、
「あぁ、そうか」と、
自力でつかみます。
こうなった子どもは、
「7 を見て、その次の 8」を出すようになります。
(基本 -1340)、(+- -731)
関連:2023年06月29日の私のブログ記事
「7+5= の答え 12 の出し方を、
こちらが教えているのですが、
子どもが自力で計算しているように
勘違いしてしまうような工夫をできます」。