複雑で難しそうに見える四則混合を、「計算しなさい」から、「計算順を決めなさい」に変えれば、とても簡単になります。

 {\Large\frac{2}{3}}+(8 {\Large\frac{1}{6}}-3 {\Large\frac{7}{8}}×2)=  や、

( 3 {\Large\frac{2}{15}}-2.8× {\Large\frac{3}{7}} )÷ {\Large\frac{9}{10}}=  のような

複雑で難しそうに見える四則混合も、

計算する前に計算順を決めることができます。

 

「計算しなさい」と言われたら、

複雑で難しそうに見えますから、

「できません」、

「教えてください」となるでしょう。

 

でも、

「計算順を決めなさい」と言われたら、

簡単にできる易しいことに変わります。

 

 

「計算しなさい」であれば、

式のすべてを見なければならないのです。

 

「計算順を決めなさい」と変われば、

数字を無視できます。

 

+・-・×・÷ と、

かっこ「(」、「)」だけを見ればいいのです。

 

数字を見るのは、

計算するときだけです。

 

 

つまり、

「計算しなさい」であれば、

 {\Large\frac{2}{3}}+(8 {\Large\frac{1}{6}}-3 {\Large\frac{7}{8}}×2)=  や、

( 3 {\Large\frac{2}{15}}-2.8× {\Large\frac{3}{7}} )÷ {\Large\frac{9}{10}}=  のすべてを見ます。

 

とても複雑な式です。

 

かなり難しそうです。

 

 

「計算順を決めなさい」に変われば、

 {\Large\frac{2}{3}}+(8 {\Large\frac{1}{6}}-3 {\Large\frac{7}{8}}×2)=  や、

( 3 {\Large\frac{2}{15}}-2.8× {\Large\frac{3}{7}} )÷ {\Large\frac{9}{10}}=  の

一部分だけを見ればいいのです。

 

 {\Large\frac{2}{3}}+(8 {\Large\frac{1}{6}}-3 {\Large\frac{7}{8}}×2)=  でしたら、

この一部分の

  +(  -  ×  )=  だけを見れば、

計算する前に、

計算順を決めることができます。

 

( 3 {\Large\frac{2}{15}}-2.8× {\Large\frac{3}{7}} )÷ {\Large\frac{9}{10}}=  でしたら、

この一部分の

(    -   ×   )÷  =  だけを見れば、

計算する前に、

計算順を決めることができます。

 

 

しかも、

四則混合の式の中の

+・-・×・÷ と、

かっこ「(」、「)」だけを見ることは、

とても簡単です。

 

+・-・×・÷ や、

かっこ「(」、「)」は、

どれだけ複雑な四則混合の式であっても、

簡単に見つけることができます。

 

例えば、

 {\Large\frac{2}{3}}+(8 {\Large\frac{1}{6}}-3 {\Large\frac{7}{8}}×2)=  の式から、

+・-・×・÷ や、

かっこ「(」、「)」を探せば、

左から順に、+ 、( 、- 、× 、) と、

すぐに見つけることができます。

 

あるいは、

( 3 {\Large\frac{2}{15}}-2.8× {\Large\frac{3}{7}} )÷ {\Large\frac{9}{10}}=  の式から、

+・-・×・÷ や、

かっこ「(」、「)」を探せば、

左から順に、( 、- 、× 、) 、÷ と、

すぐに見つけることができます。

 

 

「計算しなさい」であれば、

四則混合の式のすべてを見なければなりません。

 

「計算順を決めなさい」であれば、

四則混合の式の一部分だけを見れば十分です。

 

しかも、

見るべき一部分を、

簡単に探すことができます。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1237)、(分数  {\normalsize {α}} -496)