たし算・ひき算・かけ算は、筆算の計算を先に習います。その後で、暗算の形の計算の仕方を習います。ですが、わり算だけは、暗算の形の計算を先に習います。筆算よりも、修得しやすいからです。

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 48 \\ +\: 54 \\ \hline \end{array} }} \\  の答えの出し方を、

習います。

 

8+4=12  と足して、

12 の 2 を

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 48 \\ +\: 54 \\ \hline \:\:\:\:2\end{array} }} \\  と書いて、

12 の 1 を、

次のたし算の答えに足すために覚えて、

4+5=9  と足して、

覚えている 1 を

9+1=10  と足して、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 48 \\ +\: 54 \\ \hline102\end{array} }} \\  と書きます。

 

このような筆算のたし算を

スラスラ計算できるようになってから、

48+54=  のまま答えを出す計算を習います。

 

 

先に筆算のたし算を

楽にスラスラと計算できるようになってから、

暗算の形の計算の仕方を習います。

 

式の形が、

筆算の上下の形が、

暗算の左右の形に変わるだけです。

 

計算の仕方自体は、

同じです。

 

 

48+54=  の 8 と 4 を

左から右に見て、

8+4=12  と足して、

12 の 2 を

48+54=   2  と書いて、

12 の 1 を、

次のたし算の答えに足すために覚えて、

4 と 5 を、左から右に見て、

4+5=9  と足して、

覚えている 1 を

9+1=10  と足して、

48+54= 102  と書きます。

 

計算の流れは、

まったく同じです。

 

 

次に、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:832 \\ - \: 356 \\ \hline \end{array} }} \\  の答えの出し方を、

習います。

 

2-6=  は、引けないので、

12-6=6  と引いて、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:832 \\ -\: 356\\ \hline \:\:\:\:6\end{array} }} \\  と書いて、

832 の 3 を、

1 減らして、2 にして、

2-5=  は、引けないので、

12-5=7  と引いて、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:832 \\ -\: 356\\ \hline \:\:76\end{array} }} \\  と書いて、

832 の 8 を、

1 減らして、7 にして、

7-3=4  と引いて、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:832 \\ -\: 356\\ \hline 476\end{array} }} \\  と書きます。

 

このような筆算のひき算を

スラスラ計算できるようになってから、

832-356=  のまま答えを出す計算を習います。

 

 

先に筆算のひき算を

楽にスラスラと計算できるようになってから、

暗算の形の計算の仕方を習います。

 

式の形が、

筆算の上下の形が、

暗算の左右の形に変わるだけです。

 

計算の仕方自体は、

同じです。

 

 

832-356=  の 2 と 6 を

左から右に見て、

2-6=  は、引けないので、

12-6=6  と引いて、

832-356=   6  と書いて、

832 の 3 を、

1 減らして、2 にして、

2 と 5 を、左から右に見て、

2-5=  は、引けないので、

12-5=7  と引いて、

832-356=  76  と書いて、

832 の 8 を、

1 減らして、7 にして、

7 と 3 を、左から右に見て、

7-3=4  と引いて、

832-356= 476  と書きます。

 

計算の流れは、

まったく同じです。

 

 

そして次に、

{\normalsize{\begin{array}{rr} 37\\\:\times\:\:\: 6 \\ \hline \end{array}}}\\  の答えの出し方を、

習います。

 

6×7=42  と掛けて、

42 の 2 を

{\normalsize{\begin{array}{rr} 37 \\\:\times\:\:\: 6 \\ \hline \:\:\:2\end{array}}}\\  と書いて、

42 の 4 を

次のかけ算の答えに足すために覚えて、

6×3=18  と掛けて、

覚えている 4 を

18+4=22  と足して、

{\normalsize{\begin{array}{rr} 37 \\ \times  \:\:\: 6 \\\hline 222 \end{array}}}\\  と書きます。

 

このような筆算のかけ算を

スラスラ計算できるようになってから、

37×6=  のまま答えを出す計算を習います。

 

 

先に筆算のかけ算を

楽にスラスラと計算できるようになってから、

暗算の形の計算の仕方を習います。

 

式の形が、

筆算の上下の形が、

暗算の左右の形に変わるだけです。

 

計算の仕方自体は、

同じです。

 

 

37×6=  の 6 と 7 を

右から左に見て、

6×7=42  と掛けて、

42 の 2 を

37×6=   2  と書いて、

42 の 4 を

次のかけ算の答えに足すために覚えて、

6 と 3 を、右から左に見て、

6×3=18  と掛けて、

覚えている 4 を

18+4=22  と足して、

37×6= 222  と書きます。

 

計算の流れは、

まったく同じです。

 

 

それから次に、

24÷2=  や、

40÷10=  の答えの出し方を、

習います。

 

筆算の計算を習う前に、

暗算の形の計算の仕方を習います。

 

わり算は、

暗算の形の計算を先に習います。

 

筆算のわり算よりも、

暗算の形の方が

子どもは、楽に修得できるからです。

 

 

24÷2=  の 24 の 2 を見て、

2÷2=1  と割って、

24÷2=1   と書いて、

24 の 4 を見て、

4÷2=2  と割って、

24÷2=12  と書く計算の流れです。

 

40÷10=  の 40 の 0 と、

÷10 の 10 の 0 を見て、

40 の 0 を取った 4 を、

40÷10=4  と書く計算の流れです。

 

このような暗算の形のわり算を

スラスラ計算できるようになってから、

筆算のわり算を習います。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1242)、(+-  {\normalsize {α}} -674)

(×÷  {\normalsize {α}} -223)