2けたの数 45 と 12 のたし算は、筆算の形の計算を教えて、その後で、暗算の形の計算を教えます。そして再び、筆算の形の計算をさせると、計算スピードが速くなります。このような学習知は、実際に指導してみて、体験知にすれば、「なるほど!」と、理解が深まります。

2けたの数 45 と 12 のたし算を、

筆算   {\normalsize { \begin{array}{rr} 45 \\ +\: 12 \\ \hline \end{array} }} \\  の形であろうが、

暗算  45+12=  の形であろうが、

一の位同士を足して、答えの一の位にして、

十の位同士を足して、答えの十の位にすれば、

計算できます。

 

計算は、

筆算   {\normalsize { \begin{array}{rr} 45 \\ +\: 12 \\ \hline \end{array} }} \\  の形の方が楽です。

 

筆算   {\normalsize { \begin{array}{rr} 45 \\ +\: 12 \\ \hline \end{array} }} \\  の形の計算を、

スラスラできるようになってから、

暗算  45+12=  の形の計算を、

教えます。

 

と、

このようなことを読んで理解できたら、

教える体験の裏付けがありませんから、

知っただけの学習知です。

 

 

実際に、

子どもに教える体験をします。

 

筆算   {\normalsize { \begin{array}{rr} 45 \\ +\: 12 \\ \hline \end{array} }} \\  の形の計算を、

スラスラできるようになった子に、

暗算  45+12=  の形の計算を、

教えます。

 

そして、

暗算  45+12=  の形の計算を、

スラスラできるようになってから、

筆算   {\normalsize { \begin{array}{rr} 45 \\ +\: 12 \\ \hline \end{array} }} \\  の形の計算を、させます。

 

すると、

筆算   {\normalsize { \begin{array}{rr} 45 \\ +\: 12 \\ \hline \end{array} }} \\  の形の

計算のスピードが速くなっています。

 

と、

このような指導体験知を得られるはずです。

 

もちろん、

筆算   {\normalsize { \begin{array}{rr} 45 \\ +\: 12 \\ \hline \end{array} }} \\  の形の計算は、

暗算  45+12=  の形の計算よりも、

教えやすいことも分かるはずです。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1418)、(+-  {\normalsize {α}} -777)

 

関連:2023年09月17日の私のブログ記事

「筆算のたし算を自力で計算できるのは、

計算の流れのような

アナログ体験知をつかむからです。

でも、その正体はボンヤリしています。

筆算に書かないで計算させることで、

正体を、少しハッキリとさせることができます」。