筆算のたし算 は、
横並びのたし算 1432+5243= と比べて、
とても楽に計算できます。
この学習知は、
実際に子どもの計算を観ることで、
確かめることができます。
筆算のたし算 も、
横並びのたし算 1432+5243= も、
楽にスラスラと計算できるようになった子を
邪魔しないように少し離れて観ます。
筆算のたし算 を計算して、
と答えを書く子の
答え 6675 を書く速さを観ます。
横並びのたし算 1432+5243= を計算して、
1432+5243=6675 と答えを書く子の
答え 6675 を書く速さを観ます。
同じ答え 6675 なのですが、
この答え 6675 を書く速さは、
筆算のたし算 のときの方が、
横並びのたし算 1432+5243= より、
かなり速いのです。
ストップウォッチで測るようなことをすると、
観察されていることを察して、
子どもは身構えますから、
しない方がいいでしょう。
邪魔しないように少し離れて
子どもに気付かれないように
ソッと観るのです。
答え 6675 の一の位の 5 を書き始めてから、
千の位の 6 を書き終わるまでのスピードが、
答え 6675 を書く速さです。
ストップウォッチで、
ピッと音を立てて測るようなことをしなくても、
答え 6675 を書く速さを
観ることができます。
すると、
筆算のたし算 のときの方が、
横並びのたし算 1432+5243= より、
かなり速いスピードで、
答え 6675 を書いていることが分かります。
これは、
子どもを観察して得た知識ですから、
体験知です。
(基本 -1417)、(+- -776)
関連:2023年09月15日の私のブログ記事
「筆算のたし算は、上と下を組にして足して、
答えを真下に書きます。筆算の形自体から、
こうできるようになります。だから、
誰もが計算できるようになります」。