2けたの数のたし算を、筆算の形に書いても、横並びに書いても、計算自体は同じです。2つの一の位を探すことや、一の位の答えを書く位置などが違うだけです。ですから、同じように計算できます。

筆算のたし算を、説明の都合から、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} ④① \\ +\: ⑤② \\ \hline \end{array} }} \\  のように書きます。

 

普通は一の位から足しますから、

①+②=③  と足して、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} ④① \\ +\: ⑤② \\ \hline \:\:\:\:③\end{array} }} \\   と書いて、

④+⑤=⑥  と足して、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} ④① \\ +\: ⑤② \\ \hline\:\:⑥③\end{array} }} \\  と書きます。

 

 

同じたし算を

筆算に書かないで、

④①+⑤②=  のまま計算します。

 

計算の流れは、

筆算のたし算に似ています。

 

④① の一の位の ① と、

⑤② の一の位の ② を、

①+②=③  と足して、

答えの一の位として

④①+⑤②=  ③  と書いて、

④① の十の位の ④ と、

⑤② の十の位の ⑤ を、

④+⑤=⑥  と足して、

答えの十の位として

④①+⑤②= ⑥③  と書きます。

 

ほぼ同じように似ています。

 

 

似てはいますが、

形が違うために、

計算の組の探しやすさが

かなり違います。

 

筆算   {\normalsize { \begin{array}{rr} ④① \\ +\: ⑤② \\ \hline \end{array} }} \\  は、

一の位同士の ① と ② が、

上下に、縦に並べて書いてあるため、

①+②=  の計算の組が探しやすいのです。

 

この筆算に比べて、

④①+⑤②=  と書かれた形から、

一の位同士の ① と ② は、

離れて書いてありますから、

探すことが難しいのです。

 

 

計算式の形が違いますから、

数字が書かれている位置が違います。

 

当然のことです。

 

ですが、

計算式の形とは無関係に、

同じところがあります。

 

筆算   {\normalsize { \begin{array}{rr} ④① \\ +\: ⑤② \\ \hline \end{array} }} \\  も、

横並びの  ④①+⑤②=  も、

たし算の計算自体は、同じです。

 

具体的に列挙します。

 

一の位同士の ① と ② を探すこと、

①+②=③  と足すこと、

一の位の答えとして書くこと、

十の位同士の ④ と ⑤ を探すこと、

④+⑤=⑥  と足すこと、

十の位の答えとして書くこと、

これらは、まったく同じです。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1312)、(+-  {\normalsize {α}} -712)

 

関連:2023年09月15日の私のブログ記事

「筆算のたし算は、

上と下を組にして足して、

答えを真下に書きます。

筆算の形自体から、

こうできるようになります。

だから、誰もが計算できるようになります」。