約分の計算ミスよりも、自力で答えを出したことの方が、はるかに重要です。ミスの正し方を教えれば、じきにできるようになります。自力で答えを出すことは、育つまで長い時間が掛かります。

約分   {\Large\frac{7}{14}}=  を、

 {\Large\frac{7}{14}}=2  と答えます。

 

間違えています。

 

正しくは、

 {\Large\frac{7}{14}} {\Large\frac{1}{2}}  です。

 

 

この子は、

 {\Large\frac{2}{4}} {\Large\frac{1}{2}}  や、

 {\Large\frac{6}{9}} {\Large\frac{2}{3}}  や、

 {\Large\frac{10}{15}} {\Large\frac{2}{3}}  のように、

約分することを知っています。

 

それなのに、

 {\Large\frac{7}{14}}=2  のような間違い方をします。

 

 

このような答えの出し方を見ると、

見て、指導する方でも、

「ミス」に注目してしまう傾向があります。

 

 {\Large\frac{7}{14}}=2  は、ミスしている」とだけ、

これ以外の見方をアレコレと考えもしないで、

狭く決めてしまいます。

 

このように、

子どものしたことをどのように見るのかが、

ミスを探し出すことに

狭く限られる傾向があります。

 

 

ミスを探し出すこと意外にも

子どもがしたことを

幅広くアレコレと見ることができます。

 

このブログでお勧めしている見方の一つが、

「自力で答えを出している」です。

 

約分   {\Large\frac{7}{14}}=  を、計算するのですから、

自力で答えを出すことは、

当たり前のようなことですけれど、

子どもがしていることの中で、

とても重要なことです。

 

 

ミスは、

少し教えれば、

じきに正しく計算できるようになります。

 

「分からない」、

「教えて!」と甘える子が、

答えを自力で出すことにこだわるようになるのは、

長い時間が掛かります。

 

だから、

 {\Large\frac{7}{14}}=2  のようなミスよりも、

自力で答えを出してしまうことの方が

はるかに重要なのです。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1261)、(分数  {\normalsize {α}} -502)

 

関連:2023年04月25日の私のブログ記事

「約分の問題に、

仮分数を整数に変える計算を使います。

自力で答えを出したことを、

認めるようにします」。