約分 = を、
=2 と答えます。
間違えています。
正しくは、
= です。
この子は、
= や、
= や、
= のように、
約分することを知っています。
それなのに、
=2 のような間違い方をします。
このような答えの出し方を見ると、
見て、指導する方でも、
「ミス」に注目してしまう傾向があります。
「 =2 は、ミスしている」とだけ、
これ以外の見方をアレコレと考えもしないで、
狭く決めてしまいます。
このように、
子どものしたことをどのように見るのかが、
ミスを探し出すことに
狭く限られる傾向があります。
ミスを探し出すこと意外にも
子どもがしたことを
幅広くアレコレと見ることができます。
このブログでお勧めしている見方の一つが、
「自力で答えを出している」です。
約分 = を、計算するのですから、
自力で答えを出すことは、
当たり前のようなことですけれど、
子どもがしていることの中で、
とても重要なことです。
ミスは、
少し教えれば、
じきに正しく計算できるようになります。
「分からない」、
「教えて!」と甘える子が、
答えを自力で出すことにこだわるようになるのは、
長い時間が掛かります。
だから、
=2 のようなミスよりも、
自力で答えを出してしまうことの方が
はるかに重要なのです。
(基本 -1261)、(分数 -502)
関連:2023年04月25日の私のブログ記事
「約分の問題に、
仮分数を整数に変える計算を使います。
自力で答えを出したことを、
認めるようにします」。