四則混合を計算する前に、
「計算順?」と、
聞き続けます。
こうすれば、
計算する前に
計算順を決めることが習慣になります。
そして実は、
四則混合の計算で、
こちらが教えることは、
これだけです。
計算順の教え方は、
とてもシンプルです。
例えば、
3×(5-3)= や、
(6+12)÷3= の四則混合でしたら、
こちらが、
子どもの人差し指を、
ピンセットで持つように、つまんで持って、
3×(5-3)= の - と、× を、
(6+12)÷3= の + と、÷ を、
この順に、無言で、動かします。
これだけで、
計算する前に、
計算順を決めることを
教えています。
つまり、
3×(5-3)= でしたら、
① - 、
② × の計算順に、
(6+12)÷3= でしたら、
① + 、
② ÷ の計算順になることを、
計算する前に決めていることを、
教えています。
そして、
とても面白いことに、
計算する前に、計算順を決めれば、
自分が決めた計算順に従って、
一つ一つ順に計算することは、
教えなくてでも、
子どもが自力でできるようになります。
ですから、
教えることは、
計算する前に、計算順を決めることだけです。
例えば、
3×(5-3)= の計算順は、
計算する前に、
① - 、
② × と決めています。
このように計算順を決めることを教えれば、
この続きの計算を、
子どもは自力で、
3×(5-3)= の 5-3= を計算して、
5-3=2 として、
それから、
3×2= を計算して、
3×2=6 としますから、
3×(5-3)=6 と、
答えを出してしまいます。
あるいは、
(6+12)÷3= の計算順は、
計算する前に、
① + 、
② ÷ と決めています。
続く計算を、
子どもは自力で行い、
(6+12)÷3=
18÷3=6 と答えを出してしまいます。
計算順を、
計算する前に決めることを教えれば、
続く計算を、
こちらが教えなくても、
子どもは自力でしてしまいます。
(基本 -1248)、(分数 -498)