(-4)-2= のひき算を、数直線上の -4 から、左向きに、-5、-6 と 2つ動くことで、説明できます。分かりやすいのですが、「なるほど!」とならない説明です。

(-4)-2=  の初歩的な理解は、

数直線が分かりやすいようです。

 

数字付きの目盛りのある直線で、

定規のような感じです。

 

0 の付いた点から右に、プラスの数、

左に、マイナスの数です。

 

プラスの数は、右に行くほど大きくなり、

マイナスの数は、左に行くほど、

- に付く数が大きくなります。

 

 

子どもに説明するときに、

こちらが、図を書かないように注意します。

 

図を書くと、

こちらの説明を理解中心の

頭の使い方をしてしまうために

主体的にアレコレと考えなくなります。

 

こちらが図を書かなければ、

子どもは、心の中に、

自力で、図をイメージします。

 

 

心の中に(頭の中に)、

左から右に、線を引きます。

 

真ん中当たりの線の上の点を、0 として、

右向きに、等間隔に、1、2、3、・・・と、

左向きに、等間隔に、-1、-2、-3、・・・と、

目盛ります。

 

と、

このような感じで説明すれば、

子どもは、心の中に、数直線を描きます。

 

 

この数直線上の計算は、

動く向きで表わされます。

 

たし算は右に動くこと、

ひき算は左に動くことです。

 

たし算が、右に動くことは、

5+3=  の答え 8 を、

5 の次の 6 から、

6、7、8 と数える計算に対応します。

 

数唱を唱えることは、

数直線上を、1 ずつ右に動くことです。

 

また、ひき算が、左に動くことは、

6-2=  の答え 4 を、

6 の前の 5 から、

5、4 と逆向きに数える計算に対応します。

 

 

さて、

(-4)-2=  のひき算は、

0 の付いた点の左の方にある

-4 の付いた点から、

ひき算ですから、左に動きます。

 

-2 ですから、

左に 2 動きますから、

-4 から、左に 2つ目の -6 が答えです。

 

このように説明されたら、

子どもは、

「それはそうだけれども・・・」となるようです。

 

残念ながら、

「なるほど」とはならないようです。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1377)、(分数  {\normalsize {α}} -547)

 

関連:2023年08月05日の私のブログ記事

「(-4)-2=  は、ひき算なのに引かないで、

たし算ではないのに、足して、

4+2=6  と計算します。

そして、- をつけて、答えを -6 にします。

「どうして?」ではなくて、

「どうやるの?」と考えさせるようにします」。