小数のたし算や、かけ算を筆算に書き直すことは、2~3問、実況中継型リードで、書く体験をさせれば、できるようになります。

小数のたし算を筆算に書くとき、

小数点の位置をそろえます。

 

小数のかけ算を筆算に書くとき、

右端をそろえます。

 

1~2度、

実況中継型リードで書かせれば、

自力で書けるようになります。

 

 

たし算の例でしたら、

13.56+2.237=  や、

4.594+13.27=  や、

27.243+0.867=  を、

筆算に書くことです。

 

13.56+2.237=  の

足される数 13.56 を余白に書かせて、

足す数 2.237 を、その下に書かせて、

筆算に書き直します。

 

2.237 の小数点( . )を、

13.56 の小数点の真下に書かせます。

 

次に、

左に、2 を書かせます。

 

そして右に、2 と、3 と、7 を順に書かせます。

 

これで、 {\normalsize { \begin{array}{rr} \,\,13.56\:\:\:\, \\ +\:\:\: 2.237\\ \hline \end{array} }} \\  こう書けます。

 

 

4.594+13.27=  も、

4.594 を余白に書かせて、

13.27 を、その下に書かせます。

 

13.27 の小数点( . )を、

4.594 の小数点の真下に書かせます。

 

次に、

左に、3 と、1 を順に書かせます。

 

そして右に、2 と、7 を順に書かせます。

 

これで、 {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:4.594\,\\ +13.27\,\:\:\:\\ \hline \end{array} }} \\  こう書けます。

 

 

27.243+0.867=  も、

27.243 を余白に書かせて、

0.867 を、その下に書かせます。

 

0.867 の小数点( . )を、

27.243 の小数点の真下に書かせます。

 

次に、

左に、0 を書かせます。

 

そして右に、8 と、6 と、7 を順に書かせます。

 

これで、 {\normalsize { \begin{array}{rr}27.243\\ +\:\:\:0.867\\ \hline \end{array} }} \\  こう書けます。

 

 

かけ算の例でしたら、

0.203×0.65=  や、

1.24×3.8=  を、

筆算に書くことです。

 

0.203×0.65=  の

掛けられる数 0.203 を余白に書かせて、

掛ける数 0.65 を、その下に書かせて、

筆算に書き直します。

 

0.203 の右の端の 3 の真下に、

0.65 の右の端の 5 を書かせます。

 

そして、

5 の左に、6 と、 .と、0 を順に書かせます。

 

これで、 {\normalsize {  \begin{array}{rr}  0.2\:\:\,\,03 \\ \:\:\:\:\:\:\:\times  \: 0.65 \\ \hline \end{array}  }}\\  こう書けます。

 

 

1.24×3.8=  の

1.24 を余白に書かせて、

右の端の 4 の真下に、

3.8 の右の端の 8 を書かせます。

 

そして、

8 の左に、 .と、3 を順に書かせます。

 

これで、 {\normalsize {  \begin{array}{rr}  1.2\:\:\,\,4 \\ \:\:\:\:\:\:\:\times  \: 3.8 \\ \hline \end{array}  }}\\  こう書けます。

 

 

「出す学び」で、

筆算に書き直す体験をさせます。

 

こうすれば、

「あぁ、なるほど・・・」と、

体験知を持ちますから、

自力で書き直せるようになります。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1378)、(分数  {\normalsize {α}} -548)

 

関連:2023年08月06日の私のブログ記事

「小数の計算を、筆算のたし算に書くとき、

小数点の位置をそろえます。

筆算のかけ算に書くとき、右端をそろえます。

答えの小数点の位置は、かけ算のとき、

シンプルなルールで決めます」。