筆算のたし算 28+15= を、左の十の位から足す子に、右の一の位から足す計算も、同じようにスラスラできるように教えます。こうするから、子どもは自分の感覚で、どちらかを選びます。個性です。

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 28 \\ +\: 15 \\ \hline \end{array} }} \\  を、

左の十の位から足すこと自体、

問題ではありません。

 

右の一の位から足す計算を

知らないか、

あるいは、できないことが問題です。

 

ですから、

左の十の位から足す子に、

かなり強いリードで、

右の一の位から足す計算を修得させます。

 

 

右の一の位から足す計算のスピードが、

左の十の位から足す計算のスピードと、

同じ速さになるまで練習させます。

 

だから、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 28 \\ +\: 15 \\ \hline \end{array} }} \\  の右の一の位から足す計算を、

初めから、

この子の左の十の位から足す計算と、

同じスピードで教えます。

 

そして面白いことに、

右の一の位から足す計算を、

この子の左の十の位から足す計算と、

同じ速さで体験させると、

右の一の位から足す計算が、

「あっ、こっちの方が楽」と感じるようです。

 

 

左の十の位から足す子に、

右の一の位から足す計算を

教えるのではありません。

 

もちろん、

左の十の位から足す子を、

右の一の位から足す子に

変えようとしているのでもありません。

 

左の十の位から足す子に、

右の一の位から足す計算を、

新しいオプションとしてもらうために教えます。

 

左の十の位から足す子が、

右の一の位から足す計算を、

オプションとして持てば、

子どもの個人差はありますが、

子ども自身の選びで、

右の一の位から足す計算に変わるようです。

 

 

まとめると、

「あなたは、すでに、

左の十の位から足すことができます」、

「同じ問題を、

右の一の位から足すこともできます」のような

このような感じでこちらは教えます。

 

こうするから、

左の十の位から足す子が、

右の一の位から足す計算を

左の十の位から足す計算と

同じようにスラスラできるようになれば、

子どもが、勝手に、どちらかを選びます。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1362)、(+-  {\normalsize {α}} -747)

 

関連:2023年07月21日の私のブログ記事

「筆算のたし算  28+15=  を、

十の位から計算する子です。

一の位から足す計算の仕方を

習っているはずです。

何らかの理由で、見逃された子です」。