を、
左の十の位から足すこと自体、
問題ではありません。
右の一の位から足す計算を
知らないか、
あるいは、できないことが問題です。
ですから、
左の十の位から足す子に、
かなり強いリードで、
右の一の位から足す計算を修得させます。
右の一の位から足す計算のスピードが、
左の十の位から足す計算のスピードと、
同じ速さになるまで練習させます。
だから、
の右の一の位から足す計算を、
初めから、
この子の左の十の位から足す計算と、
同じスピードで教えます。
そして面白いことに、
右の一の位から足す計算を、
この子の左の十の位から足す計算と、
同じ速さで体験させると、
右の一の位から足す計算が、
「あっ、こっちの方が楽」と感じるようです。
左の十の位から足す子に、
右の一の位から足す計算を
教えるのではありません。
もちろん、
左の十の位から足す子を、
右の一の位から足す子に
変えようとしているのでもありません。
左の十の位から足す子に、
右の一の位から足す計算を、
新しいオプションとしてもらうために教えます。
左の十の位から足す子が、
右の一の位から足す計算を、
オプションとして持てば、
子どもの個人差はありますが、
子ども自身の選びで、
右の一の位から足す計算に変わるようです。
まとめると、
「あなたは、すでに、
左の十の位から足すことができます」、
「同じ問題を、
右の一の位から足すこともできます」のような
このような感じでこちらは教えます。
こうするから、
左の十の位から足す子が、
右の一の位から足す計算を
左の十の位から足す計算と
同じようにスラスラできるようになれば、
子どもが、勝手に、どちらかを選びます。
(基本 -1362)、(+- -747)
関連:2023年07月21日の私のブログ記事
「筆算のたし算 28+15= を、
十の位から計算する子です。
一の位から足す計算の仕方を
習っているはずです。
何らかの理由で、見逃された子です」。