のような筆算のたし算を、
50問計算しています。
少し離れた位置から、
この子が答えを書く流れのスピードを見ると、
止まることなく流れています。
ですが、
とてもユックリです。
答えを書く流れのスピードが、
とてもユックリなのです。
気になります。
この子の答えの出し方を、
この子の後方から眺めます。
すると、
左から計算していることが分かります。
の一の位の 9+5= からではなくて、
十の位の 4+1= から足しています。
この子の計算の仕方です。
の十の位のたし算 4+1=5 の
答えの 5 を、指に取って覚えます。
次に、
一の位のたし算 9+5=14 を計算して、
指に取った十の位のたし算の答え 5 を見て、
1 増やして、
と書きます。
それから、
一の位のたし算の答え 14 の 4 を、
と書きます。
計算の仕方には慣れているようですが、
計算スピードはユックリです。
実は、
計算スピードは、
計算の仕方と無関係です。
右から計算する子でも、
計算スピードが遅いことはあります。
左から計算する子でも、
計算スピードが速いことはあります。
だから、
この子の計算の仕方を変えないで、
スピードだけを速めることができます。
こちらが、
この子と同じ計算の仕方で、
でも、
計算スピードを速めてリードします。
例えば、
を、
「し足すいち、ご」と、早口で計算してすぐ、
「く足すご、じゅうし」と、やはり早口で計算して、
「ご(5)が、ろく(6)になる」とリードして、
1 の真下を示します。
自分の計算のスピードと比べて、
とても速いスピードでリードされた子は、
体感したスピードの速さに乗るようにして、
と書きます。
このようにして、
左から計算するこの子に、
速い計算スピードを体感させてしまいます。
(基本 -862)、(+- -461)