68+21= を、このまま計算する方法を、リードします。答えの出し方だけに絞れば、子どもは、つかみやすくなります。

68+21= のようなたし算は、

このまま計算することができます。

 

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 68 \\ +\: 21 \\ \hline \end{array} }} \\ のように、

筆算に書いてからの計算ではなく、

68+21= のまま計算して、

答え 89 を出して、

68+21=89 と書く計算です。

 

この子の計算の立ち位置は、

筆算の問題  {\normalsize { \begin{array}{rr} 68 \\ +\: 21 \\ \hline \end{array} }} \\

楽にスラスラと、

つまり、

リズムに乗った速いスピードで、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 68 \\ +\: 21 \\ \hline\:\:89\end{array} }} \\ と、計算できる力です。

 

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 68 \\ +\: 47 \\ \hline \end{array} }} \\ のように、

繰り上がりのあるたし算も、

同じような速いスピードで、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 68 \\ +\: 47 \\ \hline115\end{array} }} \\ と、計算する力です。

 

繰り上がり数 1 を指に取りません。

問題のどこかに書いたりしません。

 

覚えようと意識していないのに、

十の位のたし算 6+4= を計算するとき、

繰り上がり数 1 を足すと、

待ち伏せている計算です。

 

そして、

8+7= を見たら、

瞬時に、答え 15 を出す

たし算の感覚の立ち位置よりも、

高いレベルの立ち位置です。

 

筆算のたし算を

リズムに乗った速いスピードで

計算できる力の立ち位置は、

たし算の答えを瞬時に出す感覚の

立ち位置を

その中に含んでいます。

 

 

このような計算の力を持った上で、

この子は、

「自分でする・・」の気持ちの強い子です。

 

主体性が強いのでしょう。

歓迎します。

 

この子の主体性を尊重して、

利用するようにリードします。

 

68+21= の

8 と 1 をこの順に、左から右に示して、

「はち足すいちは(8+1=)?」と聞きます。

 

子どもはすぐに、

「きゅう(9)!」と答えてくれますから、

こちらもすぐに、

= の右、数字 1 つ分くらいを空けて、

「ここ」です。

 

強い主体性にリードされた子は、

すぐ、

68+21= 9 と書きます。

 

続いて、

68+21= 9 の

6 と 2 をこの順に、左から右に示して、

「ろく足すには(6+2=)?」と聞きます。

 

子どもはすぐに、

「はち(8)!」と答えてくれますから、

こちらもすぐに、

= の右の 9 の左を示して、

「ここ」です。

 

この子は、

すぐ、

68+21=89 と書きます。

 

このリードで、

この子は、

68+21= を、

このまま計算する方法をつかみます。

 

(基本  {\normalsize {α}} -571)、(+-  {\normalsize {α}} -321)