2021年06月05日(土)~2021年06月11日(金)のダイジェスト。

21年06月05日(土)

 

筆算のたし算  {\normalsize { \begin{array}{rr} 48 \\ +\: 46 \\ \hline \end{array} }} \\ や,

かけ算  {\normalsize {  \begin{array}{rr}  29 \\ \:\times  \:\:\: 4 \\ \hline \end{array}  }}\\ は、

いくつかの計算を組み合わせています。

 

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 48 \\ +\: 46 \\ \hline \end{array} }} \\ のたし算は、

8+6=14 と、

4+4=8 と、

8+1=9 の

3 つのたし算の組み合わせです。

 

 {\normalsize {  \begin{array}{rr}  29 \\ \:\times  \:\:\: 4 \\ \hline \end{array}  }}\\ のかけ算は、

4×9=36 と、

4×2=8 と、

8+3=11 の計算の組み合わせです。

 

でも、

このように見ることのできる子は少数です。

 

分数の計算まで進むと、

いくつかの計算を組み合わせていると、

見る子が増えます。

 

例えば、

0.2× {\Large\frac{5}{6}}= の小数の混ざった分数のかけ算は、

小数 0.2 を、分数  {\Large\frac{1}{5}} に変える計算と、

 \require{cancel}\displaystyle {\frac{1}{\begin{matrix}\cancel{5}\\1\end{matrix}\,}}× \require{cancel}\displaystyle {\frac{\begin{matrix}1\\\cancel{5}\end{matrix}\,}{6}}= と約分する計算の組み合わせです。

 

 

21年06月06日(日)

 

計算問題を前にしたら、

子どもは答えを出したくなります。

 

7+1= を出されたら、

答え 8 を出そうとしています。

 

計算の仕方を知らなくても、

計算したくなっています。

 

初めて習う  {\normalsize { \begin{array}{rr} 28 \\ +\: 15 \\ \hline \end{array} }} \\ を見せられたら、

計算の仕方を知らないのですが、

計算して答えを出したい気になっています。

 

このような子に、

こちらの計算の実況中継を見せれば、

子どもは、頭の中に「?」を浮かべながら、

計算の仕方をつかんでしまいます。

 

 

21年06月07日(月)

 

計算問題を前に、

「やる気」を感じさせない態度です。

 

ダラダラと計算しています。

集中が切れて、ボ~ッとしています。

鉛筆をクルクル回して遊んでいます。

このような態度です。

 

このような子の「やる気」を少しも触らないで、

一定のスピードの計算に戻る手助けを、

繰り返します。

 

こうすると、副産物として、

子ども自身、

自分の「やる気」に縛られないで、

計算に集中できるように育ちます。

 

 

21年06月08日(火)

 

筆算のかけ算の計算で、

繰り上がりのたし算を、

先回りして待つことは、

子どもが繰り返し計算する中で、

自らつかむ以外に学ぶ方法がありません。

 

例えば、

 {\normalsize {  \begin{array}{rr}  29 \\ \:\times  \:\:\: 4 \\ \hline \end{array}  }}\\ のような計算です。

 

こちらは、

最初の計算で、

4×9=36 のように、

繰り上がりがあれば、

次の九九 4×2=8 の後、

繰り上がりのたし算 8+3=11 を

計算すると分かっていて、

たし算の計算を、

先回りして待ち伏せています。

 

でも、

筆算のかけ算に慣れる前の子どもは、

繰り上がりのたし算を、

先回りで待ち伏せるのではなくて、

後追いです。

 

先回りして待ちぶせることは、

子どもが、

自らつかむ以外に学ぶ方法がありません。

 

 

21年06月09日(水)

 

3+1= や、

3+2= の計算の仕方を、

こちらの計算の実況中継を見せて教えます。

 

5 問、

10 問と見ることで、

子どもは言葉にならない思考で、

答えを出す計算の仕方を、

自ら生み出し(創造)ます。

 

つまり、

実況中継を見せる教え方で、

子どもの発想力を育てて、

創造力を伸ばすことになるようです。

 

 

21年06月10日(木)

 

3+1= の計算の仕方を、

こちらをリードする

こちらの内面のリーダーが、

計算の実況中継を見せる教え方を選び、

そのように教えます。

 

子どもの内面の子どもをリードするリーダーが、

見た計算をどのように利用するのかを決めて、

自分が決めたように(独創性)、

自分をリードします。

 

こうして、

自力で、

7+1= を計算します。

 

多くの子は、

7+1= の 7 を見て、

「はち」と数えて、

7+1=8 と書くような計算です。

 

 

21年06月11日(金)

 

既に持っている計算力を利用して、

アレコレと工夫して、

計算の答えを出してしまうという

責任を持った主体性を、

子どもに育てています。

 

このような主体性が育つことで、

初めての計算でも、

「やってみよう!」と思う子になります。