「2けた×1けた」の筆算のかけ算の答えの出し方を、実況中継型リードを見せて教えます。「このくらいのスピードで計算して欲しい」のゴールを見せています。3問、4問と実況中継型リードを繰り返し見せれば、子どものゴールへの近づき方を観察できます。

{\normalsize{\begin{array}{rr} 29 \\\:\times\:\:\: 3 \\ \hline \end{array}}}\\  の答え 87 の出し方を、

15秒前後の短時間で終わる

実況中継型リードを見せて教えます。

 

{\normalsize{\begin{array}{rr} 29 \\\:\times\:\:\: 3 \\ \hline \end{array}}}\\  の 3 と 9 を示して、

「さんくにじゅうしち(3×9=27)」と言って、

3 の真下を示して、

「しち(7)」、

「指、に(2)」と言います。

 

子どもが、

{\normalsize{\begin{array}{rr} 29 \\\:\times\:\:\: 3 \\ \hline \:\:\:7\end{array}}}\\  と書いて、指を 2本伸ばしたら、

{\normalsize{\begin{array}{rr} 29 \\\:\times\:\:\: 3 \\ \hline \:\:\:7\end{array}}}\\  の 3 と 2 を示して、

「さんにがろく(3×2=6)」と言って、

子どもが伸ばしている指 2本を触って、

「に(2)を足して、はち(8)」と言って、

2 の真下を示して、

「はち(8)」と言います。

 

{\normalsize{\begin{array}{rr}29\\\:\times\:\:\:\: 3 \\ \hline \:\:\:87\end{array}}}\\  と書いて、1問終わります。

 

 

同じような実況中継型リードを、

次の問題  {\normalsize{\begin{array}{rr} 23 \\\:\times\:\:\: 9 \\ \hline \end{array}}}\\  でも、

その次の問題  {\normalsize{\begin{array}{rr} 34 \\\:\times\:\:\: 7 \\ \hline \end{array}}}\\  でも、

3~4問くらい、

続けて教えます。

 

そして、

子どもが、

こちらが見せている実況中継型リードに、

どのように近付いてくるのかの

変化を見守ります。

 

子どもの変化が、

教える体験から得られる体験知です。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1464)、(×÷  {\normalsize {α}} -254)

 

関連:2023年10月28日の私のブログ記事

「実況中継型リードを見せる教え方は、

① まねしやすい答えの出し方で、

② まねしやすい教え方で、

③ 筆算のかけ算を繰り返し教えることで、

子ども自身の能力が向上することを

感じ易い教え方になっています」。