子どもの潜在能力を刺激する手伝い方があります。

手伝うことは

そんなに難しいことではありません。

 

子どもに対して、

「この子は伸びる」と

本気で思います。

 

そしてその伸びた子を

ハッキリと心にイメージします。

 

さらに

「してはいけないこと」をしません。

このくらいです。

 

赤ちゃんを育てる母親は、

二本足で歩くことと

母国語を聞いて話すことを

手伝っています。

 

「歩ける」、

「聞いて話せる」と信じます。

そうなった姿を心に描いて、

少し手伝います。

ですが、

歩く理屈や

母国語の会話能力の理屈を

教えたりしません。

 

「この子は伸びる」と、

伸びる前に思います。

 

伸びた後は、

目の前に伸びた子どもがいます。

誰でも伸びたと分かります。

 

伸びる前に、

「この子は伸びる」と

本気で思えるようになるには、

少しの練習が必要です。

 

いい加減に思っても効果がありません。

 

目の前のまだ伸びる前の子どもに対して、

「この子は伸びる」と

思ってしまいます。

 

伸びる前の子どもって、

さまざまな困ったことをします。

 

「集中できていない」や、

「おしゃべり」や、

「話を聞かない」や、

「分からない」を連発する……です。

 

このような困ったことをしている

子どもに対して、

「この子は伸びる」と本気で思います。

 

伸びると思っただけでは

心もとないでしょう。

 

伸びた子を映像として、

心にイメージしてしまうと

より確実です。

 

「集中してサッサと解いている姿」を、

映像として見てしまいます。

 

「こちらの話をまじめに聞いている姿」を

イメージとして持ちます。

 

目の前の子は、

集中が切れています。

話を聞きません。

 

目の前の子はそうですが、

そうではないイメージを

心の中に持つことができます。

 

集中して

サッサと解いているイメージです。

話を聞いているイメージです。

 

イメージを持ったままで、

今の子どもの少し先(近未来)の伸びを、

その一部分だけ、

こちらがリードして手伝って、

子どもに体験させてしまいます。

 

この手伝いで

子ども自身が、

自分の近未来の伸びを、

その一部分だけですが、

実体験のイメージとして

持つことになります。

 

手伝われて実際に

少し先の自分を体験したから

イメージできます。

 

「してはいけないこと」は、

「教えること」や、

「気持ちの押し付け」などです。

 

「手伝って伸びてもらう」ではありません。

「こちらが教えて伸ばした」でもありません。

 

子どもの外から、

子どもを伸ばせません。

 

少し手伝うと、

勝手に伸びてしまいます。

 

少し手伝います。

潜在能力を刺激できれば、

子どもは自然に伸びます。