子どもを信じます。信じられていることを子どもはまねします。そして、自分を信じる子に育ちます。

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 435 \\ +\: 287 \\ \hline \end{array} }} \\ や、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 728 \\ +\: 143 \\ \hline \end{array} }} \\ のたし算をダラダラと計算しています。

 

集中が切れて、

ボ~ッとして、

ウトウトしかかることもあります。

 

この子の計算をリードして手伝う前に、

心の中で、この子の価値と可能性を

言葉にして、信じます。

 

「あなたには、あなた独自の価値があります」、

「それを自分で探し出せます」、

「そのために目の前のことに夢中になります」、

「もっと速く計算できます」、

「今から、速い計算を見せます」、

「まねできるはずです」・・・。

 

このように、

子どもの伸びや変化を本心から信じて、

そして、

計算を速いスピードでリードします。

 

先に信じます。

その後で、

この子をリードして手伝います。

 

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 435 \\ +\: 287 \\ \hline \end{array} }} \\ の5から7の向きを示して、

「じゅうに(12)」、「に(2)」、「指、いち(1)」です。

 

子どもが、 {\normalsize { \begin{array}{rr} 435 \\ +\: 287 \\ \hline\:\:\:\:\:\:2\end{array} }} \\ と書くのを見て、

「そう、それでいい」と、

この子を信じる気持ちを確かめます。

 

次に、

3から8の向きを示して、

「じゅういち(11)」、「いち(1)増えて、じゅうに(12)」、

「に(2)」、「指、いち(1)」です。

 

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 435 \\ +\: 287 \\ \hline\:\:22\end{array} }} \\ とより速く書く子から、

「うん、よくなっている」と、

この子を信じる気持ちを強くします。

 

そして、

4から2の向きを示して、

「ろく(6)」、「いち(1)増えて、しち(7)」です。

 

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 435 \\ +\: 287 \\ \hline722\end{array} }} \\ と速いスピードで書く子から、

この子の価値と可能性を見ます。

 

次の問題  {\normalsize { \begin{array}{rr} 728 \\ +\: 143 \\ \hline \end{array} }} \\ も同じように、

計算をリードすれば、

この子を信じる気持ちがより強くなります。

 

こちらから信じられていると、

子どもは感じる力があります。

不思議な力です。

 

信じられている子は、

信じられていることをまねします。

 

すると自分が、

自分を信じるようになりますから、

子どもは確実に伸びていきます。

 

(基本  {\normalsize {α}} -050)、(+-  {\normalsize {α}} -039)