集中は切れます。切れたら、戻します。それだけです。

3+2、8+2、5+2、……のような

たし算の途中でボ~ッとして、

集中が切れています。

 

「集中が切れた」とみると、

小言の材料になります。

子どものあら探しになります。

 

子どもから嫌がられます。

 

「集中は切れる」と

切れることを認めます。

 

そうして、

「切れたら、戻せばいい」と考えて、

集中を戻す手伝いをします。

 

子どもの育ちの手助けになります。

子どもに好かれます。

 

集中が切れて、

止まったままの 3+2 の

集中を戻すリードです。

 

3を示して「さん」、

2を示して「し、ご」と数えます。

 

続いて、

=を書かせてから、

=の右の余白を示して

「ご(5)」とリードします。

 

子どもが、答え5を書きます。

 

計算をリードしています。

計算に戻しています。

 

つまり

計算に集中を戻す手伝いです。

 

切れた集中のことを

少しも気にしていません。

 

集中が切れている今、

気にすべきことは、

「切れたこと」ではなくて、

「集中を戻すこと」です。

 

1~2問リードすれば

集中が戻ります。

 

こちらがリードして

出した答えを子どもが書いたとき、

計算に集中が戻ります。