連立方程式 を見て、
「x、y、z の順に並べ替える」と、
計算す前に決めてから、
と書き換える子に
育てることができます。
考え方を教えるのではありません。
どこを見るのかを教えるのではありません。
式の書き換え方を教えるのでもありません。
計算する前に、
連立方程式を見て、
どのように計算するのかを先に決めて、
その後で計算する作法を教えます。
教えるというよりも、
子どもが自然に、
このような解き方をするように導きます。
まず、
簡単な連立方程式から、
解き方の作法を育てます。
のような連立方程式で、
式を見ている子に、
解く前に、
「何を消す?」と、
「どうする?」の2つを聞きます。
子どもが答えられなければ、
「 y を消す」と教えてから、
1番目の式と、2番目の式を示しながら、
「これからこれを引く」と教えます。
「何を消す?」と、
「どうする?」の2つの質問を教えています。
ですから、
解き方を教えるのとは、
少し違います。
何問か、
同じようにリードします。
連立方程式を見ている子に、
「何を消す?」と、
「どうする?」の2つを聞きます。
こうするだけで、
子どもは、解く前に、
「何を消すのか?」と、
「どうするのか?」を自問自答して、
解き方を決めてから計算するようになります。
解き方そのものも教えるのでしたら、
こちらが解く実況中継を見せます。
すぐに理解できます。
のような連立方程式も
同じようにリードします。
「 y を消す」は同じですが、
2つの式を足して計算します。
ここが少し違います。
「何を消す?」と、
「どうする?」の2つの質問は同じです。
のような連立方程式は、
x を消すために、
2つの式を足して計算します。
「引く」計算が、
「足す」計算に変わります。
のような連立方程式は、
x を消すために、
1番目の式を2倍して、
2番目の式を引きます。
連立方程式を見ている子に、
「何を消す?」と、
「どうする?」の2つを、
少しずつ難しくなる連立方程式を
計算する前に聞きます。
こうしていくだけで、
解く前に計算の仕方を決める子に育ちます。
(基本 -137)、(分数 -043)