子どもの内面のリーダーが、連立方程式をリードして解きます。

子どもの内面のリーダーがリードして、

連立方程式を解きます。

 

でも子どもは、

自分の内面にリーダーがいて、

そのリードで、

連立方程式を解いていると

少しも意識していません。

 

でも、

そうなっています。

 

例えば、

連立方程式 {\begin{eqnarray}\left\{\begin{array}{1}x=3(y-z)\\z=4(y-x)\\z+x=2y-5\end{array}\right.\end{eqnarray}} を見て、

「x、y、z の順に並べ替える」と、

子どもの内面のリーダーが決めて、

そして計算します。

 

計算すると、

{\begin{eqnarray}\left\{\begin{array}{1}x-3y+3z=0\\4x-4y+z=0\\x-2y+z=-5\end{array}\right.\end{eqnarray}} と書き換わります。

 

そして書き換えた連立方程式を見て、

「z を消す」と、

子どもの内面のリーダーが決めて、

それから計算します。

 

そして、

z を消した2つの式を、

新しい連立方程式として書きます。

 

{\begin{eqnarray}\left\{\begin{array}{1}3x-2y=5\\-2x+3y=15\end{array}\right.\end{eqnarray}}  です。

 

この x と y の連立方程式を見て、

「yを消す」と、

子どもの内面のリーダーが決めて、

そして計算します。

 

計算すると、

5x=45 です。

 

これから、

x=9 と求まります。

 

このように計算をリードするリーダーが、

子どもの内面に育っています。

 

このようなリーダーを内面に持つ子に育てるために、

こちらは、連立方程式を解く前の子に、

「どうするの?」、

「何を消すの?」と、

聞き続けています。

 

内面に、

計算をリードするリーダーを育てるのは、

子ども自身です。

 

こちらがすることは、

連立方程式を解く前の子に、

決まりきった質問を繰り返す手伝いです。

 

子どもとこちらのこのような相互依存が、

子どもの内面の計算をリードするリーダーを

育てています。

 

(基本  {\normalsize {α}} -137)、(分数  {\normalsize {α}} -043)