算数や数学の計算を、
できる子に育てる効果的な教え方の概略です。
こちらの位置は、
子どもの真後ろか、
真横です。
真正面から、
子どもと向き合いません。
子どもはこちらを見てしまい、
計算の仕方に集中できなくなります。
こちらのセリフは、
こちらが答えを出すためにしていることだけです。
こちらの口調は、
低い声の早口でぼそぼそとした感じです。
子どもの耳元に届けます。
こちらの心構えは、
「計算の仕方をつかむのはあなた」、
「動画見本の実況中継を見せます」、
「『そうやるのか!』と、まねできるようになるまで、
繰り返します」、
「必ずつかみます」、
「つかんだ後、自力で計算している近未来を、
今、体験させます」です。
たし算を2つ例示します。
6+3= の計算の仕方を、
動画見本の実況中継を見せて教えます。
子どもの真後ろから、
6を示して、「ろく」と声に出して読み、
3を示して、「しち、はち、く」と3回数えて、
= の右を示して、「ここ、く(9)」です。
子どもは、
こちらの手やペン先の動きを見て、
「ろく」や、
「しち、はち、く」や、
「ここ、く(9)」を、頭の後ろの方から聞きます。
計算の仕方をつかむことに集中できます。
別の例です。
の計算の仕方を、
動画見本の実況中継を見せて教えます。
子どもの真横から、
6と3をこの順に示しながら、
「ろく足すさん、く(6+3=9)」、
3の真下を示して、
「ここ、く(9)」です。
続いて、
2と1をこの順に示しながら、
「に足すいち、さん(2+1=3)」、
1の真下を示して、
「ここ、さん(3)」です。
筆算のたし算のように
手順のある計算は、
真横からが、
動画見本の実況中継を見せやすい位置です。
(基本 -167)、(+-
-110)