「どうなったら?」は、
未来のことを、
過去のことのように聞きます。
自分が、
自分に問い掛ける疑問文です。
未来のことなのですが、
起こってしまったこととして想像しますから、
過去のような言い方をします。
「どうしたら?」と、
自分が、
自分に聞くことが普通です。
今から未来を見る視点です。
どうしても、
今にとらわれてしまいます。
21÷7=、20÷5=、24÷8=、27÷9=、
このようなわり算の答えを、
ギクシャクとした流れで書いています。
21÷7= は、
7飛びの数字の列を、
20÷5= は、
5飛びの数字の列を、
24÷8= は、
8飛びの数字の列を、
27÷9= は、
9飛びの数字の列を、
それぞれ利用します。
例えば、
21÷7= でしたら、
7飛びの数字の列の中の 21 は、
7、14、21、28、35、・・から、
3番目ですから、
21÷7=3 のように利用します。
この子の答えを書く流れが、
ギクシャクとしていますから、
数字の列の入れ替えが、
ギクシャクとしているようです。
この子を手伝うために、
「どうなったら?」と、
こちらが自問すると、
数字の列の入れ替えを、
スムースにしている見本を、
こちらの計算の実況中継で見せる・・のような
アイデアが浮かびます。
目の前の子を手伝おうとしているのですが、
「どうなったら?」と自問すると、
こちら自身の手伝い方を
自然に考えます。
一方で、
この同じ子を目の前にして、
「どうしたら?」と自問すると、
こちら自身のことではなくて、
何となくですが、
この子を変えようとするアイデアが浮かびます。
つまり、こちらが、
ギクシャクとした流れで答えを書いている
目の前の子を手伝う前に、
「どうなったら?」と自問すると、
こちら自身のアイデアが、
「どうしたら?」と自問すると、
目の前の子を
変えようとするアイデアが浮かびます。
以下は、
こちらの手伝い方の実例です。
21÷7= の 7 を、
赤色のペン先で示してから、
21 にペン先を固定して、
「しちいちがしち」、
「しちにじゅうし」、
「しちさんにじゅういち」、
= の右にペン先を移動させて、
「しちさんにじゅういちのさん(3)」です。
ペン先の動かし方を素早く、
口調をハキハキと、
早口で話します。
リードされた子は、
自然に、心の中で、
7の段の九九を唱えながら、
こちらの実況中継を見て、
21÷7=3 と書きます。
21÷7= の 7 を見て即、
7の段を唱える実行中継です。
7の段を選ぶことに、
ギクシャクとしない見本です。
(基本 -697)、(×÷ -143)