四則混合 ( -2.8)÷( -1.6)= の
3回目です。
それでも、
自力で、
答えを出すことができない子です。
もちろん、
午前中の午後とか、
昨日の今日とかの繰り返しではありません。
週に、1回くらいのペースです。
でも、同じ問題の 3回目です。
さて実は、
この子は、
自分で自分自身が演じる物語の作者で、
そして、
主役を演じている・・・との、
とても変わっていて、そして、
面白い見方があります。
まったく同じ計算問題
( -2.8)÷( -1.6)= を、
3回目は、
自作自演というよりも、
出された問題です。
でも、
どのように答えを出すのかは、
この子の自作自演の部分です。
そして、
自分が書いたシナリオの主役を、
この子は演じています。
より正確には、
演じながら、書き、
書きながら、演じる・・・です。
3回目も、
自力で答えを出せないシナリオを書いて、
そして、
主役を演じていますから、
この子は、
自力で答えを出せないのです。
そのようなシナリオを書きながら、
そして、
主役を演じているからです。
3回目は、
自力でスラスラと答えを出すシナリオを書いて、
その主役演じてもいいのです。
が、
目の前の子は、
そうしていません。
3回目も
自力で答えを出せない情けない子の
シナリオを自分が書いて、
そして主役を演じています。
もちろん、
1回目の答えの出し方も、
2回目の答えの出し方も、
こちらが教えています。
それなのに、
この子は、
自力で答えを出せない子の
シナリオを自作自演しています。
だから、
3回目の今回は、
答えの出し方を教える前に、
「自力で答えを出せる子の
シナリオを自作自演している」と、
ハッキリと心に意識して、
つまり、
シナリオの内容をガラリと書き換えた子を、
心にイメージして、
答えの出し方を教えます。
すると子どもは、
子ども時代特有の鋭い感覚で、
こちらの教え方の変化を察知して、
自作自演のシナリオを書き換え始めます。
(基本 -898)、(分数 -386)