数字が読めるようになった後、
書く練習をします。
グチャグチャと
自由に書くことから始めます。
グチャグチャと
自由に書きたがりますから、
そうさせるだけです。
毎日、グチャグチャと
自由に書くことを続けます。
すると、
子どもが勝手に
何かをまねして書き始めます。
こうなったら、
1を見せて
まねして書かせます。
2、3、……、8、9、0も見せて
まねして書かせます。
長くても4~5分で
終わらせます。
もっとやりたがっても、
また明日……で
終わらせます。
毎日、4~5分、
数字をまねして書かせます。
1が波打った線であろうが、
斜めだろうが、
筆圧が弱かろうが……気にしません。
8が横に寝ていようが、
9の縦の棒が真横に伸びていようが、
Oに串刺しになっていようが
気にしません。
気になっているのは
子ども本人なのです。
見本の1や8や9と違うことくらい
ハッキリと分かっています。
見本のように書こうとしていて、
書けないのです。
子どもが書いた数字を消して、
書き直させたりしません。
ただ毎日4~5分、
見本を見て書かせます。
毎日4~5分、
書き続けます。
すると、
子ども自身、
自分の伸びを実感し始めます。
少しずつ見本のような数字を
書けるようになってきたことに気付きます。
参照:
蔵一二三、「計算の教えない教え方 たし算ひき算」(2018)。
アマゾン。
計算の教えない教え方 たし算ひき算―たかが計算 されど算数の根っこ そして人育て