まねできない部分は、間違いではなくて、動画見本を見せる回数不足です。

計算の仕方を言葉で説明しないで、

ただ計算してみせる教え方です。

 

子どもは、真剣になって、

こちらの計算を見てくれます。

 

「まねできる」と信じたこちらに応えるように、

まねしてくれます。

 

5+1 の5を示して、

「ご」と読み、

1を示して、「ろく」と言います。

 

そして、=を書かせてから、

「ここ、ろく」と教えて、

5+1=6 と計算します。

 

計算そのものを、

動画見本として見せています。

 

動画見本は、

① 5を示して、「ご」と読む、

② 1を示して、「ろく」と言う、

③ =を書かせる、

④ =の右を示して、

「ここ、ろく」と教える、

この4つの動画の集まりです。

 

見ている子どもは、

「あぁ、なるほど」となった動画をまねします。

 

「あぁ、なるほど」とならない動画は、

見えているだけですから、まねしません。

 

① の動画だけをまねすると、

3+1 の答えを、3にしてしまいます。

 

「間違えた」と解釈しないで、

「①の動画をまねできた」と理解します。

 

そして、残りの ②~④ の動画を、

子どもに見せます。

 

3+1 の1を示して、「し」と言い、

=を書かせて、

「ここ、し」と教えて、

3+1=4 と計算を完成させる動画です。

 

子どもは、「あぁ、なるほど」となった部分を

同じようにまねします。

 

「あぁ、なるほど」とならなかった部分は、

動画を見せる回数を増やします。

 

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