５＋８ を見るだけで、
答え１３を浮かべる不思議な力が、
暗算のたし算の力です。
この力を持っていて、
子どもに教えることが好きな方は、
この力そのものを教えます。
５＋８ を見たら、
答え１３を浮かべる不思議な力を
教えていると思って、
教えている方が多いようです。
勘違いです。
そうとは気付いていない
勘違いです。
暗算のたし算の力そのものを、
教えることはできません。
自分は、５＋８ を見たら、
答え１３が、浮かんでいます。
これは、自分が
暗算のたし算の力を
既に持っているということです。
５＋８ を見ただけで、
答え１３が、浮かんでいるのですから、
自分のしていることですが、
何をしているのかを知りません。
５＋８ を見たということと、
答え１３が、浮かんでいるということだけは
ハッキリと分かっています。
どうやって、答え１３を出したのでしょうか？
何かをしているはずですが、
その正体が分かりません。
が滑稽なことに、
分かっていると勘違いしています。
しかも、教えることができると
勘違いしています。
正しくは、
暗算のたし算の力の正体を知りませんし
教え方も知りません。
暗算のたし算の力を持っていることと、
教えることができることを
混同しています。
この方が、
立って、足で歩く力を持っていて、
母国語を聞いて話す力を持っているとしても、
力そのものを教えられると
勘違いすることがないようです。
どのような練習をして
立って、足で歩く力を持てたのかとか、
母国語を聞いて話す力を持てたのかを、
育児書などから得た知識で
納得しています。
実は、
立って、足で歩く力や、
母国語を聞いて話す力を、
練習方法を教えられてもいないのに
持つようになっています。
立って、足で歩く力や、
母国語を聞いて話す力ではしないことですが、
とてもおかしなことに、
暗算のたし算の力そのものを、
教えることができて、
教えていると勘違いする方が多いのです。
