今の世は、
競争社会といわれます。
さまざまなことが
ゼロサムゲームになっているともいわれます。
誰かが勝って、
誰かが負ける世界です。
皆が勝つ(Win)世界に、
なってはいないようです。
学校でも、
家庭でも、
友だち間でも、
誰かが勝って、
誰かが負けます。
皆が勝つ(Win-Win)ように
できそうですが、
そうではありません。
Win-Loseの関係ともいわれます。
一方が勝ち(Win)、
他方が負け(Lose)ます。
でも
子どもが何かを習うとき、
こうはなっていません。
教える側も
習う側(子ども)も
勝ってしまいます。
Win-Winの関係になります。
とても不思議な世界です。
Win-Loseの関係が普通ですから、
子どもは何かを習うとき、
自然に
Win-Winを生み出していると
気付きにくいのです。
何かを習うときに子どもは、
自分だけが勝とうとはしません。
習う子ども本人が
勝つだけではありません。
子どもは、
教えてくれる相手も
勝たせてしまいます。
習う子ども本人は、
何かを習うのですから勝ち(Win)です。
教えるこちらも、
教えて得るものがあります。
勝ち(Win)になります。
参照:
蔵一二三、「計算の教えない教え方 基本」(2017)。
アマゾン。