子どもが
自分自身の「いやだな!」の気持ちに
振り回されています。
のような筆算のかけ算で、
集中が切れてボーっとしています。
「いやだな!」の気持ちが、
筆算のかけ算の計算を止めさせて、
集中を切らせて、
ボーっとさせています。
気持ちに、
振り回されています。
子どもは、
何となくですが、
このように思っています。
「いやだな!」の気持ちが、
先に心の中にあって、
この気持ちが、
をダラダラと計算させます。
そして、
集中が切れてボーっとします。
子どもは
何となくですが、
こう思っています。
正しくは、
逆です。
をダラダラと計算するから、
「いやだな!」の気持ちを
感じてしまいます。
を速いスピードで計算し始めたら、
「いやだな!」の気持ちを持てませんから、
消えてしまいます。
でも目の前の子どもは、
先にあると思っている「いやだな!」の
気持ちに振り回されて、
ダラダラと計算しています。
集中が切れています。
自力では、
速いスピードで計算できません。
だから、
速いスピードの計算へ、
リードしてしまいます。
子どもは、
できないのではありません。
できないと思っているだけです。
を
「にさんがろく」、
「6書いて」、
「にしがはち」、
「8書いて」と、
速いスピードで計算してしまいます。
2問でも、
3問でも、
速いスピードの計算をリードします。
子どもは、
「にさんがろく」と言われたら、
それが早口であっても、
自分でも計算してしまいます。
速いスピードで計算できないと、
思っているだけです。
できます。
速いスピードのリードを受け入れて、
の答え86を
書いてしまいます。
「いやだな!」の気持ちであっても、
速いスピードの計算ができることを、
子どもはリードされて体験します。
参照:
蔵一二三、「計算の教えない教え方 基本」(2017)。
アマゾン。
計算の教えない教え方 基本―たかが計算 されど算数の根っこ そして人育て