暗算のたし算の次は、筆算のたし算です。次を楽にするために、暗算のたし算のスピードを十分に高めておきます。

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 63 \\ +\: 29 \\ \hline \end{array} }} \\ や、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 48 \\ +\: 46 \\ \hline \end{array} }} \\ の筆算のたし算を計算しています。

習い始めて1カ月半です。

 

楽にサッサと計算しています。

 

どうしてこのような短期間に、

慣れてしまうのでしょうか?

 

筆算のたし算を楽に計算できるように、

8+6 や 3+9 の暗算のたし算を、

速いスピードで計算できるようにします。

 

8+6 や 3+9 のような

暗算のたし算25問を、

20秒くらいで計算できる速さです。

 

暗算のたし算の速いスピードが、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 63 \\ +\: 29 \\ \hline \end{array} }} \\ や、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 48 \\ +\: 46 \\ \hline \end{array} }} \\ の筆算のたし算に

短期間で慣れてしまう理由です。

 

押さえどころ(暗算のたし算のスピード)を

キチンと押さえておけば、

育ち(筆算のたし算に短期間で慣れてしまう)も

早いのです。

 

では、計算の速いスピードを

どのように育てるのでしょうか?

 

たし算を習い始める最初から一貫して、

速く計算するリードで、

計算のスピードを見せるように手伝います。

 

子どもが、

暗算のたし算の速いスピードを持つまで、

同じような手伝い方を続けます。

 

子どもに、

スピードが感じられるように見せる

チョットしたコツがあります。

 

子どもの真後ろに立ちます。

 

正面や横からでは、

子どもはこちらの表情を見ようとします。

 

速いスピードのこちらのリードを見て、

スピードを感じることに

集中できなくなります。

 

真後ろに立つと、

真後ろから問題を示してリードする

こちらの手が見えます。

こちらの顔は見えません。

 

そして、

やや早口でぼそぼそと、

真後ろから子どもの耳元でややさきます。

 

早口でささやかれると、

子どもは聞き取ろうとして、

集中が深くなります。

 

スピードを見て感じやすいように、

計算そのものを言葉にします。

 

4+3 の4を示して「し」、

指で数えて、「ご、ろく、しち」、

「わ(=)」、

「しち(7)、書いて」。

 

8+3 の8を示して「はち」、

指で数えて、「く、じゅう、じゅういち」、

「わ(=)」、

「じゅういち(11)、書いて」。

 

「次は?」、

「早く」、

「サッサと」とかは、

言いません。

 

こうすると、

こちらのリードのスピードを見てまねします。

 

鉛筆を持った子どもの手の動きが、

速くなります。

速いスピードで計算します。

 

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