のような筆算のかけ算の計算を教えます。
2けた×2けたのかけ算です。
の58の5がなければ、8です。
の2けた×1けたになります。
この計算の仕方を分かっています。
の一部分が、
に気付けば、
子どもが分かっている計算です。
ですから、
子どもが分かっている計算 が、
「あぁ、あれだ」と思い当たるように教えます。
の一部分、
を計算する積りで、
8と2を順に示して、
「はちに(8×2)?」と問います。
子どもが、「じゅうろく(16)」と答えてくれたら、
58の8の真下を示して、
「ここ、ろく(6)」です。
子どもは6を書きます。
繰り上がり数1を、
鉛筆を持っていない手の指に取らせます。
次に、 の8と3を順に示して、
「はちさん(8×3)?」と問います。
「にじゅうし(24)」と答えてくれたら、
指に取った繰り上がり数1をつついて、
「にじゅうご(25)」です。
子どもが25を書かないようなら、
58の5の真下を示して、
「ここ」と教えます。
このような教え方です。
何と何をどうして、
その答えをどこに書いてを教えます。
子どもは数字を見て、
九九を計算して、
答えを書いて計算に参加します。
意図的にやや早口で教えます。
子どもの頭はとても速く動きます。
その速いスピードに合わせるためです。
やや早口で、
しかもぼそぼそと言われると、
子どもは教え込まれたと思いません。
自分の計算を、
手伝ってもらえたと感じるようです。
こうすると子ども自身、
頭を一生懸命に動かします。
そして、
「あぁ、そうか、こうするのか」と、
計算をつかまえようとします。
続いて、
の計算を教える積もりで、
の5と2を順に示して、
「ごに(5×2)?」と問います。
子どもが「じゅう(10)」と答えてくれたら、
58の5の下を示して、
「ここ、れい(0)」です。
です。
繰り上がり数1を、
鉛筆を持っていない手の指に取らせます。
次に、5と3を順に示して、
「ごさん(5×3)?」と問います。
子どもが、「じゅうご(15)」と答えてくれたら、
指に取った繰り上がり数1をつついて、
「じゅうろく(16)」です。
子どもが16を書かないようなら、
答え256の2の真下を示して、
「ここ」と教えます。 です。
最後に、たし算です。
のような、見慣れないたし算です。
256の6の下が空欄です。
この6をそのまま下に動かして、
たし算の答えにします。
です。
256の6を示して、
「この、ろく(6)、ここ」と、
動かす先を教えます。
続くたし算は、
「ご足すれい、ご(5+0=5)」と、
「に足すろく、はち(2+6=8)」です。
160の1は、そのまま下に動かします。
「この、いち(1)、ここ」と教えます。
と、計算できます。
のたし算は、
たし算の記号「+」を、書きません。
たし算の記号「+」のないままに計算します。
「これ、たし算」と説明しません。
このたし算を言葉で教えようとすると、
長い説明になります。
いきなり、「この、ろく(6)、ここ」とリードして教えます。
子どもは6を書きます。
続いて、
「ご足すれい、ご(5+0=5)」とリードすれば、子どもが5を書きます。
「に足すろく、はち(2+6=8)」で、8を書いて、
「この、いち(1)、ここ」で、1を書きます。
このようなリードで、
子どもが計算をつかむまで、
数問教えます。
つかむと、部分を見て計算するようになります。
の一部分、
や、
の一部分、
や、
の一部分、
を見て計算します。
(×÷020)