20年09月19日(土)
8+4= や、
12-8= のような問題の答えを浮かべる感覚
(たし算の感覚や、ひき算の感覚)は、
子どもが自力でつかみます。
感覚をつかむ子どもを手助けする
経験上のコツがあります。
20年09月20日(日)
算数や数学の計算に、
答えの出し方の発達段階があります。
「数えて答えを出す計算ができるようになる」、
「習慣のように数えて計算する」、
「数える計算に夢中になる」、
「一部分の問題で数える前に答えが心に浮かぶ」、
「答えの浮かぶ問題が増える」、
「すべてのたし算で、数える前に答えが心に浮かぶ」、
たし算でしたら、このような発達段階です。
20年09月21日(月)
5+1= のたし算を教えるとき、
「次の数だよ」は、
正しい説明ですが、
子どもの負担を増やす恐れがあります。
5+1= の 5 を見て、
「ご」と読んで、
「ろく」と数えて、
5+1=6 と書くだけではなくて、
「5 の次の数が、6 である」ことも、
理解しなければならなくなります。
20年09月22日(火)
答えの出し方だけに
狭く絞った実況中継を見せます。
例えば、
3+1= のようなたし算でしたら、
3 を無言で示して、
「さん」と声に出して読み、
1 を無言で示して、
「し」と声に出して数えて、
= の右を無言で示して、
「ここ、し(4)」のような教え方です。
何問、見せたら、
自力で計算できるようになったのかが、
子どもの計算の発達段階の育ちの記録です。
20年09月23日(水)
筆算のかけ算の計算手順をつかむことは、
計算の発達段階の一つです。
でしたら、
2 から 8 を見て、
2×8=16 と計算して、
6 を書いて、
1 を繰り上がり数と覚えて、
2 から 3 を見て、
2×3=6 と計算して、
繰り上がり数 1 を足して、
7 にしてから書きます。
このような計算手順です。
繰り上がりの計算を、
「たし算だ!」と気付くことも、
一つの発達段階です。
20年09月24日(木)
プツプツと区切った計算を実況中継すると、
子どもは、計算手順として、
つなげることを楽しみます。
20年09月25日(金)
「見てまねする力」や、
「繰り返すことができる力」は、
子どもが生まれながらに持っている力です。
「伸びるように伸ばしてあげたい」と強く思えば、
これらの力を見ることができます。