暗算のたし算を12問です。
ストップウォッチで秒数を測って、
計算してみませんか?
答えを書く作業に時間がかかりますから、
10秒前後のはずです。
さて、
最初の問題 6+5= の答え11を、
どのように計算していますか?
今、計算したばかりですから、
計算した方法を説明できそうです。
このように計算して、11を出したと、
言えそうですが、言えないはずです。
これが、たし算の感覚です。
正体不明です。
次は、わり算です。
割り切れる問題が12問です。
やはり、ストップウォッチで秒数を測って、
計算してみませんか?
答えを書く時間がかかりますから、
やはり10秒前後かかったはずです。
最初の問題 18÷2= の答え9を、
どのように計算したのでしょうか?
計算した方法を聞かれても、
困ってしまいます。
言葉にしたいのですが、
できないのです。
たし算の感覚や、
わり算の感覚は、
使って答を出すことができますが、
正体不明な不思議な力です。
6+5= の6を、「ろく」と黙読して、
5を見てから、
「しち、はち、く、じゅう、じゅういち」と、
指で5回数えて、
答え11を出す方法は教えることができます。
18÷2= を、
2の段の九九の答えの中から、
18を探して、
2×9=18 から、
18÷2=9 と計算する方法を
教えることができます。
でも、12問を、
10秒前後で計算してしまうときの
計算方法を教えることができません。
12問を計算した後、
計算した方法を考えてみると、
ここを納得できます。
(基本 -002)